カテゴリー別アーカイブ: パリ旅日記2011

Passage@Paris2011

パリの古い屋根付きアーケード、パサージュの写真。
たまに、あのひんやりとした、時の止まったような空間を
思い出します。

一人でいると、
ぽっかりと穴の空いたように、
気づくと空想に耽っている時間があります…
それが楽しかったりもする。

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写真メモ(パリ記番外)

上段左
楽譜屋めぐりをしてくたびれたさらいちゃん、
一休み。バスチーユ通りのカフェにて。
上段右
カフェのようす。
中段左
憧れのパサージュ(古い屋根付きアーケード街)
中段右
パサージュのショーウィンドー
下段右
セーヌ川・散歩途中
下段左
アパートの近くのお菓子屋さんの
マシュマロ(とろけるおいしさ!)

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ただひたすら歩きたい(パリ記8)

e6f094dc.jpgレッスンと練習以外、何をしていたかというと、
大半歩いていたような気がする。

メトロは便利だけど、暗いし、
同じ駅内での路線乗り換えに
案外時間がかかったりする。
パリは20区にも分かれているのに、
案外面積は小さくて、
頑張れば歩いて移動が出来る。

なら歩いてしまえ!と思い立ち、
どこへ行っても、
行きはメトロで、帰りは徒歩で帰る日々。
楽器を持ったまま、
左岸からセーヌ川を渡り、
右岸の家へ帰る。

通りの名前表示の見方がいったん分かれば、
あとは簡単。
ただひたすら歩いていけば
いつかは家にたどりつく。

今の時期、日が長いので、
帰宅してもその明るさにうずうずしてしまって、
また散歩に出る。
もうそれは何かにとりつかれたように、歩く。

すごく真剣に、一心不乱に早足で。

…さらいちゃんに、
ちょっと呆れられてました…(^^;

古い建築は見ているだけでときめく。
しかも、
ふと角を曲がると、
モニュメントや銅像、
思わぬ路地や公園があったりして、
気が抜けない。

もっと先、もっと先へ。
こんなにわくわくして歩いたのは
久しぶりだった。

さらいごはん(パリ記7)

アパートには、キッチンがついていて、
塩胡椒の基本調味料、一通りの調理器具、
食器がそろっている。勿論冷蔵庫もある。
アパートはそこがいい。

朝は起きる時間が違うので各自。
私は日本と変わらず、パンとリンゴ、珈琲。
IHなのだが性能がよく、すぐお湯が沸く。
至福の朝。

夕食のおかずを買いに、近くのスーパーへ。
と、さらいちゃんがズッキーニを選ぶ。
ズッキーニ!?食べたことがない。

さらいちゃんはおいしいもの好きで、
作るのも外食も好き、
スペインなどでも暮らしたこともあり、
海外の野菜に詳しい。
選びながら、
「これはこう調理したらおいしいかも☆」
なんて言っている。
(さらいちゃんは会話の最後に☆がつくような
しゃべり方なのです、実際)

普段日本で日本野菜を中心に
醤油と味噌で生きている私は、
そうした野菜群を目の前にして、
もうどう調理してよいのやら、
皆目検討がつかず、
料理係から早々と戦線離脱してしまった。
(すまぬ…)

というわけで、
日々「さらいごはん」のお世話になったのでした。
ありがとう!!
申し訳ないので、ワインを差し入れたり…

くだんのズッキーニ、
さらいちゃんは塩味でオリーブオイルで
焼いてくれたのだけど、
ほっこりとして甘みがあって、
すごく美味しい…これ日本でも出来るのだろうか!

どれもおいしくて、
作ってもらうのもなんだか嬉しくて、
毎回、写真に撮りました。

写真はとある日のさらいごはん。
感動のズッキーニ。
アプリコットジャムを入れた
こくのあるトマトスープ。
さらいちゃん持参のうどんに
巨大ネギを煮込んで。
茄子の浅漬けは私が作りました。
茄子もこれまた巨大。
なんでこっちの野菜は皆大きいのか。
日照時間が長いからなぁ…
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レッスン4(パリ記6)

ポーリー先生は美しくエレガンスな方である。
チャーミングな笑顔で、
いつも丈の短いスカートにハイヒール。

足をきちんと斜めに揃え、
ニコニコしながら奏でる様は
まるで大輪の薔薇…

そんな先生と筋力の話になった。

「ほら、ここをご覧なさい」
先生のふくらはぎの筋力は半端無くひきしまっている。
見栄えだけでなく、リズムをとる時に重要なのだそうだ。
ハイヒールのたまものである。

そして、先生愛用の、
素敵な赤い革のハンドバック。
「どうかしら、あなたもやってみて?」
と、小指だけでそのハンドバックを持ってみせる。
地厚で質の良い素材、
しっかりした作りでしかも大きいサイズ、
書類も入って相当重いのである…!

さらいちゃんとも話していたのだけれど、
アコーディオンを弾いていると
服装に色々制約がある。
短いスカートははけない、
楽器が重いので、
鞄は軽い素材のもので、
靴も腰に響くので低めのヒール。

そういうアコーディオン弾きも事実たくさん存在する。
しかし先生はそれよりも
お洒落にエレガンスであることを選び
かつ体を鍛えている。
…エレガンスの影に根性あり。

「アコーディオンはスポーツなのよ!」
…はい、私もかねがねそう思っております…!

レッスン3(パリ記5)

b3f8a315.jpgが、レッスンが始まってしまえば、
何の問題もなかった!

会話は英語。
先生も前回よりリラックスされて、
さらさらと話されていた。

前回のレッスンで先生のスタンスも分かっているので、
それにそって、先生の言葉や身振り、
そして注意深く音を聞いていけば、
伝えたいことがすごくよく、分かる。
音色のこと、ポジションのこと、
体のトレーニングのこと…
すべて納得、うなずくことばかりであった。

大事なのは詰まるところ、耳である。
先生のプレイを聞いて、
自分でも同じように再現できれば
それでよい。
ものすごーく集中して、聞く。

ところで、日本で準備していった
仏訳質問集(自分のポジションの確認など)は、
さっと読んで、「あ、問題ないわよ!」
以上…

写真は、パリ・アコーディオンの可愛らしい看板。

レッスン2(パリ記4)

変な譬えかもしれないけれど、
日本人が日本の唱歌を教えるように、
ポーリー先生は
生粋のフランス人としての
確固たるセンスとビジョンを持って、
教えてくださる。すごく大事なことだ。

…最大のネックは言語…。
フランス語は全く話せないのである…

前回は、パリ在住の日本人の生徒さんがいらして
訳してくれた。今回はその方はいない。

先生も英語で話してはくださるが、
前回かなり大変そうであった…
そして私の英語も拙い…

まず日本で、
最低限質問したい事項を
フランス語の出来る方に、
日→仏に翻訳してもらった。
最悪、その場で何を言われているか分からなくても
紙に書いてもらって後で訳せばよい。

限られた貴重な時間を無駄にしないよう
模索の日々は続いたのであった…

レッスン1(パリ記3)

4ea75ace.jpg二年前のパリでは、
パリ・アコーディオンというお店で教えてらっしゃる
ダニエル・ポーリー先生と、
大大ベテラン、アルマン・ラサーニュ氏の
プライベートワークショップを受けました。

このお二人には、偶然のご縁の巡り合わせで
習うことになったのだけど、
私にとっては衝撃的な出会いでした。
180度転換くらい!

帰国後は、
ラサーニュ氏のアルバムをヘビーローテーションし、
ポーリー先生のアドバイスを折々考える日々…

そうして得たものを確認するために、
もう一度レッスンを受けに行きたいと思ったのが
旅のきっかけ。
ミュゼットやシャンソンが生まれた
パリの空気を感じながら、
じっくり集中して取り組んでみたい。

何故今パリなのか。
自分のアーティストとしての活動には
あまり関係がないのだけれど…
(影響はあるかもしれないけれど!)
言ってみれば、一アコーディオン弾きとしての
とどまることのない興味、そして
教える者としての責任もある。

というわけでポーリー先生に
再びレッスンをお願いしたのでした。

青空シャンソン(パリ記2)

34d78395.jpg到着の翌日は日曜日。
さらいちゃんと、
5区、ムフタール通りの広場で
毎週行われている、
ある恒例行事を見に行きました。

マルシェ(市)がたって、人通りも賑やかな中、
クリスチャン・バザールさんが
アコーディオンを弾き歌いはじめると、
どんどん人が集まってきます。

クリスチャンさんは、黒い帽子に赤いスカーフ、
なんともダンディなおじいちゃん!
いたずらっ子のようなスマイル、
からっと明るく、小気味よいアコーディオン!

そのうちにおばあちゃんたちが、
「今この歌よ」なんて言いながら、
歌詞カードを配り始めます。
そのおばあちゃん自らマイクをとって歌いもする。
見ている皆も一緒に声を合わせて歌い出す。

この光景…まさに日本でいう「うたごえ」!
いずこも同じだなぁこのノリ…皆熱い!!
違うのは、踊り出す熟年カップルが
結構いたことでしょうか…

ここで歌われるシャンソンのなんと伸びやかで、
ポジティブなことよ!
短調の哀愁の曲ですら、
決してくじけない力を感じてしまうような。
まさに「なるようになる!」
好きだなぁ…
こんな風に買い物帰りにでもふと口ずさむように、
シャンソンが弾けたらいいな。

買って帰ったクリスチャンさんのCDも
その青空広場そのまま、
たくさんのおじいちゃんおばあちゃんの
元気な歌声も入ってました!

写真は、まだはじまったばかりの会場。
女の子が二人、くるくるまわりながら踊っていました。

再びパリ(パリ記1)

二年ぶりにパリに行ってきました。

二年前、大人数でのパリ旅行は
私が言い出しっぺのホスト役、
責任を感じて必要以上にがむしゃらで、
ただただ自分の様々な不器用さに頭をうなだれ、
帰国後は日記も書けないほど何故かからっぽだった。

そして二年。
学んだものを何度も咀嚼し、
掴んだものを実感し、
新たな疑問が浮かび始めたところで、
再びパリに行こうと決心した。

旅の仲間は、
同門のアコ弾き、関田さらいちゃん。

日本でアパートを予約する。
場所は中世の建築が多く残るマレ地区、
ランビュトー駅の近く。
部屋はエレベーター無しの4階。
2つのベッドルームにリビング&キッチン。

楽器に大きな荷物を抱えて、
のぼりきった螺旋階段の先にあった部屋は、
あたたかみのある、
なんとも居心地のよい空間でした。

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