カテゴリー別アーカイブ: パリ旅日記2013

サーカスの一夜(巴里日記その5)

「サーカスの一夜」という曲を書いたくせに、
生のサーカスを見たことの無かった私…

二年前の夏に散歩していた時、
「CIRQUE D’HIVER」(冬のサーカス)と書いてある
不思議な建物がありました。

それは冬の数ヶ月だけ、サーカスをやる常設小屋だったのでした。

たまたまそれを思い出し調べたところ、
スマートフォンで普通にチケットが取れました。
(なんと便利な世の中…)

十二角形の建物の中央がサーカスのホール、
そのぐるりに売店なども出て賑わっています。
プログラムやポップコーン、
サイリウムを売る売り子さんも。
大人も子どもも、皆わくわくしています。
寒い冬、室内のお楽しみなのですね…

演奏はオーケストラピットで生演奏、
猛獣虎使い、空中ブランコ、ナイフ投げ
といったいわゆるサーカスでイメージするような
演し物から、
最近のシルク・ド・ソレイユのような
鍛え上げられた身体で見せる技など、様々。

日本ではないからジンタでもないし、
底抜けに明るいトーンで進んでいくのですけれど、
何かそこに切なさのようなものを感じてしまうのは
日本人でしょうか…
思い描いていたサーカスそのものでした。

写真(左上より)
○二年前に撮影したシルクディベールの建物。
○オーケストラピット
○空中ブランコ
○売店
○内装もクラシカル
○しかし、一番気になったのが、この白塗りのクラウン。
特に何をするわけでもないのだけど、
ちょくちょく出てきて、異様な存在感に釘付け。
休み時間に絵はがきを買いにいったら、
このクラウンが売り子をしていてびっくり…
(サーカスは団員ですべて運営するのです!)

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青のシャルトル(巴里日記その4)

大学時代、一般教養科目の西洋美術史のテーマが、
シャルトル大聖堂でした。
一年間、「石の聖書」とも言われ、
様々なシンボルがちりばめられている
教会建築を勉強して、
一度その目で見てみたいと思っていました。
そうして、もう10年以上も前、
母と一緒に行きました。

今回はオフの日に、一人旅。
シャルトルはパリから1時間、
少し遠いので切符を買うのも
ちょっと知識がいりました…
予習してGO!

パリよりももっと寒く雪深いシャルトル。

教会の壁面にはびっしりと聖人たちの石像。
大きく翼を広げたような構造の教会の天井。
床に描かれた迷路。

そしてステンドグラス。
「シャルトルブルー」と言われる
ステンドグラスの青は寒色系なのに、
なぜか発する光があたたかい。

教会のヒーターは、地下鉄の排気口のように、
床から温風が出て来ます。
その上に立ってぬくぬくと、
しばしステンドグラスに見とれておりました。

一番下の段は、教会の裏庭と、そこから見渡す景色。

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白のパリ(巴里日記その3)

パリは近来まれに見る寒波と大雪だったそうです。
ものすごく寒い!
メトロを降りて階段を上がる時の
切るような風の冷たさといったら…
思わず笑ってしまうくらいでした。

一番右下の写真は、
前回も聴きに行った
青空でうたごえをしている、
アコーディオン弾きのクリスチャン・バズールさん。
こんな寒い大雪の日ではお休みかもなぁ…
などと行ってみたら、いつも通りの
粋なシャンソン!
ギャラリーの皆さんも、
元気に歌って踊ってらっしゃいました!

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レッスン(巴里日記その2)

パリに何をしに行ったかというと、
アコーディオニスト、
ダニエル・ポーリー先生のレッスンを
受けに来たのでした。

私はフランスの音楽が専門ではないけれど、
日本で演奏をしたり、教えたりする者にとって、
フランスのアコーディオン音楽はとてもバランスが良い、
と最近しみじみ思う。
左右のバランスやタッチ、リズム、表現…
そして叙情性。
ポーリー先生の音楽に対する確固たる美意識や技術。

フランス音楽を通じて見えてくる、普遍的な要素。
学ぶべき事はたくさんあります。

いつもそうなのだけれど、
その場で理解しきれなかったことも、
日本に帰ってから、
色々な瞬間に脳裏によみがえってきて、
あぁこういうことかと思う。
それを時間をかけて反芻して体に入れていく。

それが先生もお分かりになっているのか、
たくさんのヒントをくださいました。

折々の先生のお言葉や演奏が心に響きました。
生きてきた道がそのまま音になっていくような…
心の底からアコーディオンを愛している音でした。
私もそうありたいです。

今回は、自分のレッスン後残って、
安西さんのレッスンも聞いていきました。
アプローチが全く違って、
それもまたとても勉強になりました。
そして、安西さんも私のレッスンに付き添ってくださって、
何かれと翻訳してくださいました。感謝!!

レッスン最終日。
先生のご主人が、
籠に入れたワインとグラスを持っていらして
(ワインの販売などを手がけている方なのです)
ご馳走してくださる。
我々の後の生徒さんもいらして、
ひとまず酒盛り。

おつまみもなく、ただ飲む、話す、笑う!
5人でボトル2本がすぐ空きました。おいしかった!

…そして、千鳥足でふらふらになったのは私だけでした…

先生は顔色ひとつ変えず、
次のレッスンをしてらっしゃいました…
さすが強いなぁ…

写真
○最後に3人で演奏をすることに(まだ酔っぱらう前)。
曲はミュゼットワルツ「アンディファランス」。
音を通じてする会話…もうとにかく、楽しかった!!
○先生が生まれて初めて持ったというアコーディオン。
まだ「アコーディオン」と、
うまく言えない位幼い頃から、
アコーディオンが欲しくてしかたなかったのだそうです。
この楽器は今でも現役。
軽やかな、澄んだ音でした!

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Menilmontant(巴里日記その1)

2年ぶりのパリ。
今回の旅の友は、
ボタンアコーディオン弾きの安西創さんと、
WEBデザイナーの久保田涼子さん。
涼子さんは実に10何年ぶりの、しかも偶然の再会!

宿は20区、メニルモンタン。
シャンソンにも歌われる下町です。
ホテルの名は「Le Chansonniers」、歌う人。
アコーディオンにも縁が深い名のことよ!

…ところが…
フロントに行くと、
なぜか私だけ予約が確認できないらしい。
長時間待った末、通された部屋は、
シャワーもお手洗いも無く、
ビデしかない!
というか、最初これがビデである、
ということすら分からず、
安西さんから教えてもらう始末…

結局、語学の達人安西さんが話を付けてくれて、
シャワー付きのお部屋に変更できて一安心。
お湯が出る~!!

…そして、
私の予約が確認出来たのは数日後でありました…
(予約を受け付けた担当者がお休みだったのが原因)

安心してカフェに食事に出かけると、
外は雪。

お2人になぐさめられつつ、
お誕生日をお祝いされつつの
一日目となりました…

写真(左上→右):
○ホテルシャンソニエ外観。
○ホテルのフロントはステージがあり、
メニルモンタンゆかりの歌手や俳優の写真も
飾ってあったり。
○ホテルのバーカウンターでくつろぐ猫。
○変えてもらった方のお部屋!
○語学の達人とインターネットの達人。
○数年前、蛇腹六姉妹で演奏した、
カフェ・ド・パリは、
メニルモンタンのすぐ近所でありました。
なつかしいなぁ…

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