カテゴリー別アーカイブ: my favorite music

冬の日の音楽

0371c6d5.jpg演奏活動もつかの間小休止、
アレンジと作曲週間です。
…といいつつ、
久しぶりに音楽を聴くほうに
どっぷりつかってしまって、
中々ぬけだせません…

西荻窪に「雨と休日」という
CDのセレクトショップがあって、
そこの品揃えがもう本当にツボで、
間違いがありません。
視聴をしてたくさん
大人買いしてしまいました…

中でもかなりはまってしまったのが、
吉松隆作曲・田部京子ピアノ
「プレイアデス舞曲集」と
「プレイアデス舞曲集2」。

様々な色彩の小品が、
星のようにちりばめられたアルバム。
詩的なタイトルがまた素敵で…

ジャンルにしてみると
クラシック/現代音楽
なのだろうけれど、
もっと柔軟で
どこの国にも特定されない音楽に
身をゆだねるのが気持ちいい。

こういうことをアコーディオンで
してみたいという思いは
常にあるのだけど、
(クラシック演奏家ではないので、
アプローチは違えど、ですが)
この瑞々しさ、硬質なしなやかさは
ピアノにしか出せないな、
と思う。永遠の憧れ。

冬の一日、
窓の風景をぼーっと眺めながら、
ただただひたすらに聴いていたい。

繊細で力強く豊かな表現の田部さんの演奏に
気持ちが満たされます。

心ふるわすもの

*二月空さんの個展

紙ものを中心とした作品を発表する二月空さんの個展を見に
お茶の水の美篶堂ギャラリーへ。
時の止まったようなモノクロームの写真。
何気なく置かれた物たちや風景の切り取り方が
本当に美しく…うっとりしてしまう。
そこに添えられた言葉たちも、
写真と同じように、静謐で優しい。
とても好きな作家さんです。

新作のカレンダーを買って帰る。
このカレンダーと共にある時間は静かに穏やかに過ごせるように…

*アルバム「自然からの音楽 茄子の花」

先日のyasukoさんのQuitabのライブの合間に
奇聞屋さんで流れていたアルバム。
ピアノのインストゥルメンタルで、
聴いた途端あまりに気に入ってその場で買う。

作曲はヴァイオリニストの福森隆さん、
ピアノは豊嶋裕子さん。

目を閉じて聴いていると、
緑のざわめきの中にいるような。
目を開いて聴いていると、
そこに映る風景が美しく愛おしく見えるような…

描かれている自然は、湧き水やコスモスや茄子の花…
日本でしか感じる事のできない自然。
本当にみずみずしく美しい作品。
心がざわめきます。

MR.TOP HAT

中古CD屋に行ったら、大好きなフレッド・アステアの
「MR.TOP HAT」というアルバムを発見・購入。
アステアは、ジーン・ケリーと並んで、
1930年~黄金時代のMGMミュージカルで活躍したタップダンサー。

そのアステアが、オスカー・ピーターソンをはじめとする
ジャズマン達と、映画のナンバーを歌ったヴォーカルアルバム
「フレッド・アステア・ストーリー」(略してアステア・ストーリー)
という4枚組のアルバムからの抜粋盤がこれ。
その「アステア・ストーリー」も持っているくせに
(さらに言うと別の抜粋盤も持っている…)、
ジャケットの中で微笑むアステアが小粋で素敵で、つい買ってしまった…

映画の中で、踊りながらオーケストラをバックに歌うアステアも
いいけれど、ジャズセッションとともに歌うアステアは
自然で自由、軽妙洒脱で、
タップのリズムが歌に生きていて気持ちがいい。
バンドとタップのセッションもあり…しびれます。

当時、こんな企画を立ててアルバムを作ってくれた
ノーマン・グランツ(プロデューサー)よ本当にありがとう!

CDをかけると、今まで数え切れない位聴いてきた曲が次々と流れてきて、
懐かしい友達に再会したよう。

It’s a lovely day
And everything’s O.K.
(ISN’T THIS A LOVELY DAY)

幸福感に満たされる一枚です。

ANUNA

もう8年位も前、友人のボーカリストが、
お客様からいただいたANUNAのファーストアルバムを
「好きそうだから」と貸してくれたことがきっかけでした。
ANUNAは、主にアイルランド中世の宗教曲や聖歌を歌う
混声コーラスグループです。
学生時代は、アカペラで宗教曲や古楽を歌う合唱団に
所属していたので、一気に惹きこまれました。

リーダーで作曲家の、マイケル・マクグリンのコーラスアレンジは、
題材の多くは古楽や伝統音楽でありながら、現代的な和音の響きがあって、
それが中世の古をイメージさせつつもスリリングで面白い。

そして、それから何年もたって、Rivendellを一緒にやっている
木村君と知り合った時に、まず盛り上がったのがANUNAの話題でした。
(彼も非常にファンだった)
ANUNAの音楽は、Rivendellに影響を与えているものの一つと
思います。

一番好きなのは、そのマイケルが歌う「The Flower of Maherally」。
この伝統歌は様々なボーカリストが歌ってますが、
断然このバージョンが好きです。切なく哀愁があって、
抜けるような優しい男声が泣けます。
もう一つ好きなのは「Blue bird」。これはアイルランドの作曲家
スタンフォードの合唱曲ですが、私自身合唱団で歌ったことがあって、
青い鳥が丘を越え飛んでいくイメージが、
音と言葉によって見事に表現された、素晴らしい曲です。

ANUNAは去年、日本に初来日し、東京六本木ヒルズで
三日間コンサートを行いました。
無料のクリスマスコンサートということで、屋外の吹きさらし、
演奏者も観客も極寒に耐えなければなりませんでしたが、
ステージと観客席を有効に使い、360度声がめぐってきこえるような
ステージングは、生でしか味わえないもので、さすがでした。
…次はいつ聴けるか分からないし…と、結局三日間通ってしまい、
マイケルに「君昨日もいたねー(笑)」などと言われたりし…
雪だるまのよーに着込んだ日本人を見てどう思われたのか…

アヌーナのサイト
http://www.anuna.ie/home.html