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今年のレコーディング参加総括

今年は、色々なジャンルの録音に参加させていただきました。
どれも嬉しく思い出深く…弾かせていただいた事で広がる世界、たくさんありました…!

以下、順不同、公開可能なものを、ざっくり録った順です。

【制作】

オオフジツボとリタ「螺旋の刻印」
Riquisimo「Charla」

【参加アルバム】

劇場版 黒執事 Book of the Atlantic
逆転裁判15周年記念 オーケストラコンサート
霜月はるか「結び音リボン」
FLOWERS 冬篇 ORIGINAL SOUNDTRACK「HIVER」
谷岡久美「あの日の空と君のうた」
waseion「和清音」
近藤真彦「軌跡」

【演劇】

俳優座劇場プロデュース 音楽劇「人形の家」
文学座「食いしん坊万歳!」

【ゲーム】

ドラゴンポーカー「ドラポ大サーカス」
FINAL FANTASY XV期間限定イベント「アサシンズ・フェスティバル」

 

Riquisimo「Charla」

作曲家、ピアニストである谷岡久美さんと出会ったのは、光田康典さんの二十周年記念コンサート。谷岡さんの、限りなく優しく、けれども芯のあるピアノがとても好きで、
Riquisimoとしてデュオを結成し、そしてついに!二人のオリジナルアルバムが出来ました。

三日間、スタジオに合宿し一発録りしました。
寝食を共にし、弾いておしゃべりして…そんな和気藹々とした音をそのまま新鮮パックで…!

ジャケット撮影は、宇都宮の素敵なカフェ、京屋茶舗さん。丘の傾斜に貼ったテントにて。
カメラマンは、ユカキラリタでもお世話になった端山公さん。美しい緑にとけこむ我々を自然体で撮ってくださいました!
デザインは、児童書からノベルまで、自在にカラーを作り上げるデザイナーみぞぐちまいこさん。ガーリーなジャケット、夢でした。

レコーディングエンジニアは、佐川大樹さん。演奏者の内在能力を自然に引き出す達人!
ミックスマスタリングは、演奏もしてくださった壷井彰久さん。長い付き合い、ユニットの性格を的確に音にしてくださいました。演奏も素晴らしかった!

*****

ほころび、はじけ、ひろがる。
音と音による、10のチャルラ(おしゃべり)。
アコーディオン、ピアノ、時々ヴァイオリン。
Riquisimoのオリジナルファーストアルバム。
Guest 壷井彰久(violin)

1. Riquisimo
2. jamais vu
3. Bluebell
4. Rose red
5. 刻印―orange―
6. Greenery
7. sprint
8. so far2
9. 鳥の詩
10.Surely someday

全10曲

【Riquisimo】 谷岡久美 piano 藤野由佳 accordion 2016年結成。ゲーム音楽を中心に多方面で活動する作曲家・ピアニスト谷岡久美と、 アイリッシュからオリジナルまで情景を豊かに描くアコーディオニスト藤野由佳のユニット。 「心においしい音楽」をキーワードに、優しく、時に激しく、元気の出る音楽を制作中。 リキシモはスペイン語で「めっちゃおいしい」の意味。二人とも食べる事が大好き。

通信販売も行っております!

Sweep Records通販

アマゾン

ソロライブ御礼

秋のソロライブ、たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました…!

曲を作るにしても何にしても、牛の歩みではありますが…
こうして聴いていただけて、ありがたく嬉しく、身の引き締まる気持ちで…
歩みを止めることなく、進んで行こうと思う次第です。

器用な性格ではないので…ちょいっとやれば準備OKとはゆかず、
前回のソロライブから今日まで、どれだけ真剣に音楽に向かい合ってきたかが
顕著にあらわれます…

アコーディオン一本で作り上げる音楽というのは私にとってはとても難しくも、
でもやりたくて仕方の無いことで。

今回の新曲の種を育てつつ、また作ってみようと思います。

明日の自分は、昨日の自分とは違う…そう信じて、
またコツコツ頑張ります!

次回のソロライブは、来年1月13日(土)、同じく西荻窪音や金時さんです!

セットリスト~

1st

浜辺の歌~Maria(S.Paris)
青い実のワルツ(藤)
夕影(藤)
蒼黒(藤)
「プラテーロ組曲」朗読と演奏
プラテーロ1~プラテーロ2~月のワルツ~遠くを見つめる~ルミナ
(藤)

2st

indifference(J.Colombo)
Golondrina(C.Gardel)
S.V.P.(A,Piazzolla)
Tango pour Claude(R.Galliano)
ひまわり(Shezoo)
Baraccone1(Shezoo)
秋の光(藤)

anc1.
街角(C.Trenet)

anc2.
Yuka’s favorite(Irish)

 

 

 

 

 

 

素敵お写真ありがとうございました!
(1枚目、つじさん、2,3枚目、小宮さん)

今回のメイン楽器は、久しぶりのVictoriaチャンバー。深い音色を再発見、大好きです。

もう一台は、小型Vignoni。これで弾くアイリッシュやフランスものの軽やかさ、大好きです。

両手をふって何を語っているんだか…
間違いなく、くだらないことです…Hey!

オオフジツボとリタ「螺旋の刻印」

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オオフジツボとリタ、2枚目のアルバムにして、はじめてのフルアルバムです。
全8曲のうち7曲はオオフジツボによる書き下ろし、歌詞は全曲RItaさん。
ジャケット・ブックレット写真、そしてデザインは、すべて鈴木マイさん。

***

ここ数年「オオフジツボとリタprecious」として、パーカッションよしうらけんじさんをお迎えして、スチームパンク世界を舞台とした、朗読+音楽+映像のステージをやってきました。機械人形の数奇な人生を描く物語です。今回はその物語世界とかすかにリンクした音と言葉づくりになっています。人形にとってのかけがいのない人間との出会いや永遠の別れ、人形の記憶に刻まれた情景…。
勿論、そうした物語とは関係なく、一枚のアルバム作品としてもお楽しみいただけます。
メンバー各人の持ち味を最大限に生かした力作です!
オオフジツボのアルバムでおなじみ、鈴木マイさんの写真作品も今回のアルバムコンセプトにかなり接近したチョイスとデザインで、特にブックレットは写真集さながら、ふんだんに作品を使わせていただいています。

そして本アルバムには、ZABADAK吉良知彦さん、Ritaさんと活動してきたユカキラリタの曲、「遠すぎた10月」も収録しています。吉良さん作曲、Ritaさん作詞、本来はユカキラリタセカンドアルバムに収録予定でしたが、今回太田さん壷井さんの理解と協力もあって、「螺旋の刻印」に収録させていただきました。
今回収録するにあたり、アレンジもあらためて検討し、新たにオオフジツボとリタとしてのアレンジ
としました。それが収録する意味でもある、と思っています。

私の曲「風の生まれる国」、その原型は、ユカキラリタのリハに持ち込んだ曲でした。けれどもその時は完成には程遠く、吉良さんやRitaさんにポカーンとされた記憶があります。吉良さんが亡くなられて、オオフジツボとリタのライブをすることになった時、この曲を思い出しあらためて譜面を見ていたら一気に形になりました。リタさんも同じように何かを感じて歌詞をつけてくれました。というわけで、この曲は私とRitaさんにとっては挽歌であり、新たな旅立ちの曲ともなっています。

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心に深く刻まれた印―消えることのない記憶と生きてゆく。これからもずっと。
オオフジツボとリタ、セカンドアルバム。書き下ろしオリジナル7曲に加え、ユカキラリタ「遠すぎた10月」(吉良知彦作曲)を収録。

1. 冬の空、君を想う 作詞:Rita/作曲:藤野由佳
2. 終わる世界 作詞:Rita/作曲:太田光宏
3. 光の窓辺 作詞:Rita/作曲:壷井彰久
4. 刻印―blue― 作詞:Rita/作曲:藤野由佳
5. 芽吹く祈り 作詞:Rita/作曲:太田光宏
6. Avalon 作詞:Rita/作曲:壷井彰久
7. 遠すぎた10月 作詞:Rita/作曲:吉良知彦
8. 風の生まれる国 作詞:Rita/作曲:藤野由佳

オオフジツボとリタ are 太田光宏(guitar)/藤野由佳(accordion)/壷井彰久(violin)/Rita(vocal)

All tracks arranged by オオフジツボ
Produced by オオフジツボとリタ
Recorded by 壷井彰久
Mixed and mastered by 壷井彰久
Manipulated by 内山利彦
Photographed by 鈴木マイ
Designed by 鈴木マイ

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TSUNAMI VOLCANO RECORDS
定価2,500円+税

2017年3月19,20日、二子玉川KIWAでのアルバム発売記念ライブにて先行販売予定
のち、AMAZONほかにて全国流通予定

螺旋の刻印PR_01オオフジツボとリタプレシャス201701_01

ソロライブ御礼

1/15ソロライブ@音や金時、
寒い中、たくさんの方にあたたく聴いていただき、ありがとうございました…!
皆さんのお気持ちが嬉しくて、この気持ちを何か形に!!…と思ってしまって、
予定していなかったダブルアンコールまで突発的に弾いてしまいました…
(写真:つじさん)
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今回は、大小2台の楽器で。持っていくのが重かった!しかしなんとかなるものです…!
個性が全く違うので、どうしても使い分けしてみたかったのでした…
一台はもうソロといえばこれ、の大型ジュリエッティ(通称ハク)、
もう一台は最近イギリス経由で買ったイタリアのVIGNONIの小型楽器。
レスポンスとチューニングがとてもいい!
(写真:橋詰さん)
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また、終演後は誕生日当日ということで、大変なお気遣いをいただき…
足を運んでいただくだけでも嬉しいのに…本当にありがとうございました。
皆さんにハッピーバースデーを歌っていただく前にろうそくを吹き消してしまってやり直し。手順をすっかり忘れてました!仕事ではよくやるのに自分のこととなると…!!
お客様からの差し入れのケーキ、皆さんで切り分けて…おいしかったです!
こうしてお祝いいただけて私は幸せ者です…涙
(写真:せきたさらいちゃん)

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ソロは、私にとって一年の中の大きな区切りです。
そこまでにちゃんと音楽に向かい合えているか、常に先を向いて形にしているか…それがあからさまに出るのでこわくもありますが、励みでもあります。今年はいつもよりソロ活動も多めな予感…今年もこのまま突っ走ります!

たまにはセットリストなど:
1st
Greenville(Svante Kvarnström)
Clumsy lover reel set
くまのみた夢(藤野)
鳴りやまぬ記憶(松岡政長)
Passacaglia in G Minor “Guardian Angel”(Biber)
秋の光(藤野)
冬のはじまり(新曲・藤野)

2nd
Montparnasse(Jo courtin)
Monsieur ROUDOUDOU(Claude Thomain)
Dreaming(藤野)~Baraccone1(Shezoo)
So farⅡ(藤野)
Tango pour Claude(Richard Galliano)
Reel set “Yuka’s favorite #1

アンコール
Magic finger
こもれび、ひだまり(藤野)

イギリス旅行記番外編~ALLODI ACCORDIONS

アコーディオン好きには一番興味があると思うので、ご紹介。
ALLODI ACCODIONS

お店の外見

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店内。メインは鍵盤アコーディオン。中古と新品、両方の取り扱いがあります。
(画像をクリックすると拡大されます)

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アコーディオンをこれからやろうというピアニストの若者に弾いてみせるKarenさん。

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店主の店主のEmilio Allodiさん。ここでファミリーで長くアコーディオン屋を営む。
お店の奥が修理工房に繋がっている。修理品、たくさんかかえてました…
長いホリデーあけなので、工房が乱雑でゴメンっておっしゃってました。

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Englandにて、Karen Tweedさんとの三日間~その4

レッスン三日目は、テムズ川の東側、Lewishamにあるアコーディオン屋さん、
ALLODI ACCORDIONSで待ち合わせ。

この日はバスに乗りそびれて長時間待ったり、やっと乗ったバスが逆方向だったり、
その後乗った正しいバスが大渋滞だったりで一時間も遅れてしまったのだった…

お店に着くと、karenさんがアコーディオンを試奏していた。
Karenさんは立奏スタイルなので、
なるべく軽くて小さい音の良い楽器を探しているのだった。

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ここは多分イギリス一、ピアノアコーディオンがあるのではないだろうか…
(詳細は番外編にて)

Karenさんは「Yukaも弾いてみて!どう?」
と次々と楽器を渡してくださる。
どれも小さいけれど音は良いし、何より軽い!
色々個性があるなぁ。

二人で試奏しながらちょびっとデュオ。
Karenさんの大好きなミュゼット(ソロアルバムにも収録している)
「indifference」や
(これはかつてパリのレッスンでダニエルポーリー先生とアコ弾き安西創さんと3人でも合わせた曲だ!)
最近もっともKarenさんがはまっているジャンルのひとつ、
タンゴ、ピアソラの「オブリビオン」など。
ここ数日の会話のように
お互い楽しくて何度も、合わせた。

これまたどこのアコーディオン弾きも同じで、
大量のアコーディオンを見るとテンションが上がって
弾きまくってしまう。
楽器を探しているとあればなおさらのこと。
結局レッスンする時間は無くなってしまったのだった。
でも二日間で本当に色々な事を聞き、語り合い、教わったので、
それでもう十分なのだった。

申し訳ながったKarenさんと帰り道、そして電車の中で、
最後に、教える事やレッスンについて語り合った。
これもまたすごく同感できることばかりだった。
教える生徒さんたちがHappyにそして楽しく伸び伸びと
アコーディオンを弾けるように教えること。
音楽とは生きる喜びであり、人生の物語であり、
その人らしく弾けるように。
歌うように自由に。
呼吸するように。
それはKarenさんからいただいた最新のソロアルバムにも、
本当によく表れていた。

Karenさんは
生まれたところも持っているものも、全てが全く違うけれど、
同じアコーディオンを弾く者として、
本当に近く共通する部分があって、
そこにお互い共感ができて、感動があって、
そこが何より嬉しかった。

Karenさんは来年、日本にいらっしゃるかもしれないとのこと。
その折にはコンサートやワークショップもしたいとのことなので、
楽しみにお待ちしたいと思う。

Karenさんの最新のソロアルバム「Essentially invisible to the Eye」。
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Allodi ACCORDIONSにて、Karenさんと私と店主のEmilio Allodiさん。

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Englandにて、Karen Tweedさんとの三日間~その3

レッスン2日目。

レッスンが夕方からなので、午前中みっちり練習した後は、
Karenさんおすすめのアコーディオン譜があるというお店探訪へ。
二階建てバスの二階の最前列を確保!

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まずはFoyle’sへ。ここはいわゆる大型書店。
アコーディオン譜面は…無い。
しかたないのでブックカフェでお昼。杏と野菜の煮込みランチ。うまし!
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二軒目はYAMAHA MUSIC LONDON。
いわゆるヤマハ。ここにもほとんど無し。
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最後に、伝統音楽系ショップHobgoblinへ。
アイリッシュスコティッシュを中心に有名な曲集が置いてあるものの、
持っているものが大半であった。
(後日談:あとでKarenさんに聞いたところ、「自分は行ったことないんだけどね…笑」であった…)

そしてKarenさんのレッスンは、Karenさんが滞在している(普段はアイルランドにお住まいである)
友人のお宅へ。これまた素敵なこじんまりとした(でも日本にしてみたら相当大きい)おうち。

まずは私が知りたいことを聞いて箇条書きにして、
そして一つずつ答えてくださる。

鍵盤とボタンで弾くアイリッシュの違いについて。
(結論だけ言えば、そんな些末な事は音楽をやる上で大事なことではない、という見解)
ポジションについてさらに詳しく。
アイリッシュでセットを作ることについて
などなど。

そして、音楽をする「心」、アコーディオンを弾くことそのものについて。
これはすごく共感する事ばかりだった。
話し合ってゆくうちにKarenさんとの距離が近づいているのを感じた。

昨日教えてもらって覚えたチューンを二人でおさらい。
その後、そのチューンにどんなコードを付けるか実践。
まさにKarenさんらしいアプローチをたくさん教えてもらう。
それは私がKarenさんを通じて日本で研究していたコード進行だったり、リズムだったりもした。
勿論新しいアプローチも色々。
私が弾いてみたことを取り入れてくれたりもし、1曲できあがる。
同じチューンでも繰り返すごとに少しずつ左手のアプローチが変わり表情が違う。

Karenさんの弾くチューン、タッチは羽のように軽い。そしてリズムはしっかり出ているのに、
フレーズは歌うよう。Swungしている。まるで花がぱあっとゆっくりと開いていくよう。
当たり前だけれど生きた音楽。
Karenさんの弾くお手本を聴いて、「ああこれが憧れ続けた演奏なんだ」と思って少しうるっときた。
心のこもった演奏だった。

そして新しいチューン、エアやストラスペイについて。

レッスン終了後は、家主が留守につき、
Karenさん用に作ってあったシチューを一緒にいただく。
鼻歌を歌いながら、
キッチンで楽しそうにお料理をあたためるKarenさんがまたなんとも自然体で素敵だった。
そして食事をしながらなんだか女子高生みたいにおしゃべり。

Englandにて、Karen Tweedさんとの三日間~その2

翌日からレッスン。
karenさんの指示があって、
クラシックアコーディオン奏者、Romano Viazzaniさんのお宅へ。
バスと地下鉄を乗り継いでゆくという、イギリス初心者にはなかなか難易度の高い旅。

高台にある高級住宅街の一軒、
道に迷って困っているところを親切な町の人が連れて行ってくれる。

くたびれはてた私をRomanoさんがリビングに案内してくださると、
そこにはKaren TweedさんとKaren Streetさん。
お二人、名前が同じで間違われたりするけれど、Streetさんはジャズアコーディオニスト。
そして、私がTweedさんと同じ位好きなプレイの方。
そんな4人でランチとなったのだった!

話題は、アコーディオン教育について(彼らは今イギリスアコーディオンの規範となる、
奏法やテキスト、認定試験などを作ろうとしている)や、
どこそこの会社のアコーディオンについて、とか修理についてとか。
どこの国でもアコーディオン弾きの話題は一緒なのであった。

そして、Romanoさん宅は、レッスン兼レコーディングスタジオ、修理工房もあるという、
アコーディオン弾き憧れの家でありました…

そしていよいよKarenさんのレッスン。
まずは自分が弾いているアイリッシュチューンのリールセットを弾いてみせる。
それについてkarenさんが一曲一曲奏法について説明してくださる。
例えばポジションのこと。鍵盤と指の位置。装飾音の入れ方。
アクセントを付ける時の蛇腹の使い方。リズムのこと。
コントロールのこと。

私のやり続けてきた事を認めてくださった上で、
よりよくなるようにと色々なアドバイスくださる。
こうした音楽をやる時
日本でアコーディオンを習ったり、教則本に書いてあることだけでは、
全く太刀打ちできない。
自分は音を聴けばすぐに反映できる器用なタイプではないので、
ひたすら聴いては考え続けてきたのだけど、
それはさほど間違ったり遠くかけはなれたことではなかった。
パリに何度かレッスンに通って得た経験も加わって、
今だから分かること、がたくさんあった。
これが一生学び続ける事ということなんだな、と実感した。

Karenさんからは、リールとジグを一曲ずつ暗記してくるようにという宿題。

…色々な感動と驚きのあまり、全く写真を撮ることを忘れておりました…

Englandにて、Karen Tweedさんとの三日間~その1

ぽっかりと空いた九月の第5週。イギリスへ行こうと思い立った。
子どもの頃から本で読んで何より大好きだった風景や庭園を見ようと思って。
けれど、
その後、色々な偶然が重なって、
私がずっと憧れていたKaren Tweedさんとのプライベートレッスンを受けられることになった。

Karen Tweedさんは、ピアノアコーディオン奏者。
アイリッシュミュージックは
メロディオン(ダイアトニックボタンアコーディオン)で演奏されることも多いが、
彼女はピアノアコーディオンで弾くまさにパイオニアにして代表格。
その軽やかな手さばきや鋭いリズム感、そして左ボタンでの伴奏もリリカルで小気味よく美しい。
北欧音楽とのコラボレーションも多々。
この20年間、折に触れてはCDを聴いたり、YouTubeを見て奏法を研究したりしてきた。

叶うことなら、この目で、目の前でプレイを見たり、
日本で手探りで続けてきたピアノアコーディオンで弾く
アイリッシュミュージックについて、
そして彼女の生み出す音楽について聞いてみたりしたかった。
それが、なんだかばたばたと、急に叶うことになった。

アコーディオンと一緒に飛行機に乗り込み一人でイギリスへ。
ロンドンに着いてまずは、宿泊先、
Karenさんが見つけてくれたAirbnb(現地の人の家の一部に泊まる民泊みたいなもの)へ。

Mildmayという街。さばさばした女主人、Judyさんがひとりで切り盛りしている。
泊まっているのは私だけのふたりきり。
個室もあるし、朝ごはんは冷蔵庫にあるものを自由に料理して食べてよく、
昼間はリビングで練習もできる。素敵な小さなお庭もある。
イギリスの水道水は硬水で紅茶を入れると濃く出ておいしい。
そこに濃いめのミルク。
一息つくたびにミルクティーばかり飲んでました…
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