めがね・その後(Sligo)

9ecb3e32.jpg翌朝、泊まっていたB&Bの女主人もめがねっこだったため、
「Unfortunately…!」と同情し、
行きつけの眼鏡屋さんにすぐ連絡してくれる。

行ったのは街中にある、Specsaversというチェーン店。
近代的な洒落た店構えで、アイルランド中にある。

検査や作る手順は日本と変わらないが、何せ全てが英語で…
口をもごもごさせていたら、
担当のレンズ調整師の美人なおねえさんに
「何も言わなくてもこちらで作るから、質問に答えて!」
とぴしゃりと言われる。はい…。

文字読み検査はもちろん、アルファベット。
私の発音が微妙~なので、間違いとみなされかかって
訂正することしばし。
しかも、「ぼやけてみえます」
とか「左から2番目の文字は読めます」
とか「3段目は読めますが、4段目はどうも…」
なんて、咄嗟にどういえばいいんだ!

…しかし、「これでどう?」と、
調整してくれたレンズは
以前のものよりも、よりクリアに見えた。
このひと職人だ…!

旧フレームと片方のレンズは大丈夫だったので、
そのまま流用できたのだが、
あまりに見やすかったので、思い切って新調することにする。
食べ物の物価に比べこれは妥当な値段である。

大人用フレームはやはり大きく、子供用で。
お店のおねえさんのオススメにしたがって
赤いふちにした。
(しかし、日本帰国後の反応は「前のと変わらないね」であった…)

その後、機関銃のように早口でしゃべるおじさん
(多分レンズ管理係)が現れ、説明をしてくれる。

…お前のレンズは特殊なので、出来上がりに時間がかかる。
ついては、代わりの無料レンズを古い眼鏡に入れておいてやるから、
それを使ってまた来週、取りに来てくれ。

…ということらしい。え?来週………?

…入れてもらったレンズは、普段のものと度が違いすぎて、
見えなくはないが、ものすごく、頭がぐらぐらした。
その後、10分かけてははずす、という日々を
5日間、すごしたのであった…。

写真は、裸眼でとったスライゴーの教会。
建物の輪郭と、緑の固まり。