Rivendell@nolla cafe、新顔アコーディオン

0a233a8d.JPG白楽にある、nolla cafeさんでの
ライブでした。

ここは、早稲田大学の教授が作ったという
「はかせなべ」というお鍋でスープを作っているのですが、
それがほくほくしてとても美味しい!
それに、アイルランド風のほっくりした
手焼きパンがつきます。
ジンジャーエールはウィルキンソンだし、
紅茶はビューリーズだし(アイルランドのブランド)、
私的にはもう言う事無し、な
ラインナップの素敵カフェです。

アイルランド音楽の夕べ、みたいな企画だったので、
Rivendellで最近やっているオリジナルはあまりやらず、
素朴にアイリッシュやスコティッシュを中心に。

今回は、以前から使ってみたかった新顔アコーディオンを
持っていきました。
いつもよりぐぐんと小さい、26鍵/48ベース。
ピアノアコとボタンアコを足して2で割ったような
くっきりとした音色。

これは、東京ベイアコーディオンさんから
お借りしているものなのだけれど、
調律が、通常のアコーディオンのように平均律ではなく、
一部純正律を取り入れています。
調律師の原田さんが、古典調律で調整した意欲作です。

和音を鳴らした時、ぴんと澄んだ響きがしたり、
和音も箇所によって、響きの印象が違ったり。
抽象的な表現になるけれど、
一人で弾いていると、思索的になる…というか
自分の内に入り込んでいってしまうような音色です。
楽器自体の音質も良いのです。

一方、他の楽器との相性も良く、
特にハープにぴったりであることを発見!
ダンスチューンの時の音の溶け込み具合がとても好きです。
(鍵盤数もダンスチューンをやるには十分!)
歌物の伴奏に使うと、より素朴に骨太にきこえる。

鍵盤数が少ないので、いつも使う、というわけにはいかないけれど、
Rivendellの大切なカラーの一つになりそうな楽器です。

そして、対バンのModern Irish Projectは
独特のソリッドさとしなやかさがあって、
もう大変すんばらしく&かっこよかった!

合同演奏を2曲ほど。
このメンバーでやることがあったら是非やってみたかった、
スローリールをじっくりと。

写真は、店内入り口。
マスターは猫好きで、お店のいたるところ、
猫モチーフがひそんでいるのです…