さらいごはん(パリ記7)

アパートには、キッチンがついていて、
塩胡椒の基本調味料、一通りの調理器具、
食器がそろっている。勿論冷蔵庫もある。
アパートはそこがいい。

朝は起きる時間が違うので各自。
私は日本と変わらず、パンとリンゴ、珈琲。
IHなのだが性能がよく、すぐお湯が沸く。
至福の朝。

夕食のおかずを買いに、近くのスーパーへ。
と、さらいちゃんがズッキーニを選ぶ。
ズッキーニ!?食べたことがない。

さらいちゃんはおいしいもの好きで、
作るのも外食も好き、
スペインなどでも暮らしたこともあり、
海外の野菜に詳しい。
選びながら、
「これはこう調理したらおいしいかも☆」
なんて言っている。
(さらいちゃんは会話の最後に☆がつくような
しゃべり方なのです、実際)

普段日本で日本野菜を中心に
醤油と味噌で生きている私は、
そうした野菜群を目の前にして、
もうどう調理してよいのやら、
皆目検討がつかず、
料理係から早々と戦線離脱してしまった。
(すまぬ…)

というわけで、
日々「さらいごはん」のお世話になったのでした。
ありがとう!!
申し訳ないので、ワインを差し入れたり…

くだんのズッキーニ、
さらいちゃんは塩味でオリーブオイルで
焼いてくれたのだけど、
ほっこりとして甘みがあって、
すごく美味しい…これ日本でも出来るのだろうか!

どれもおいしくて、
作ってもらうのもなんだか嬉しくて、
毎回、写真に撮りました。

写真はとある日のさらいごはん。
感動のズッキーニ。
アプリコットジャムを入れた
こくのあるトマトスープ。
さらいちゃん持参のうどんに
巨大ネギを煮込んで。
茄子の浅漬けは私が作りました。
茄子もこれまた巨大。
なんでこっちの野菜は皆大きいのか。
日照時間が長いからなぁ…
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