すぺいん倶楽部の夜~東京(東北ツアーその3)

513be50f.jpg昼食後、そのまま盛岡入り、
ホテルにチェックイン後、
仮眠をとったら寝過ごしかける…
ライブ会場である、すぺいん倶楽部入り。

数年ぶりのすぺいん倶楽部!
名ジャズミュージシャン達の写真が
壁一面に飾られ
重厚な調度品に囲まれた、
ジャズバーらしい落ち着いた空間。
天井が小さいドーム型になっていて
場所によって響きが変わる。面白い。

ツアーでは、やはり新曲が育つ…
ということで、完全なる新曲ではないけれど、
私の曲「なのはな」を初披露。
ボタンアコの曲。
元々は、オオフジツボジャケデザイナー、
中田さんのお母様のお誕生祝いにと、
頼まれて作ったものである。
中田さん親子は、オオフジツボ大阪ツアーの時、
万博公園ロハスフェスタでの
演奏を聴きに来てくださっていて、
一緒に共有した、
その時の草がなびく様子や
心地よさを思い出しながら作った。

そして青梅でも演奏した「kioku」。
何度目かの大改変でこれで落ち着くかな。
かつては記憶、とした曲だけれど、
この記憶、
私にとっては良い記憶・悪い記憶含めてのもので、
漢字だとイメージが生々しすぎて…
ということでローマ字に。
なんか客観的で硬質になるような気がします。
英字の不思議。

ライブ終了後はお店の方が準備してくださって
打ち上げ。
Otaria’s Bloc(k)のドラマーである
松田克志さんが遊びに来てくださる!
岩手の友人も本当にひさしぶり!嬉しい!!
東京組の皆さんも含めてゆっくり飲む。
こういうことってなかなか東京では出来ないなぁ…
気づくと夜中の一時。

帰り際、すぺいん倶楽部のマスターとお話。
マスターは、被災地での活動を
明るく前向きに、
コツコツと続けていらっしゃる。
音楽の持つ力と、その逆の無力さ。
出来ることからやろうと改めて思う。

翌日は東京に戻って、
Egg-man Tokyo Eastにてライブ。

折からの台風で、高速道路上は雨ですごい水しぶき。
しかも都内に入るとすごい渋滞。
相当早くでたのに…涙
会場入りは相当ギリギリ、ひやひやしました…

このエッグマンはオープンしたばかり、
バンドで長年お世話になってきた、
郄橋さんが店長。
嬉しそうなお顔を見ると嬉しい。
おめでとうございます!

こういうライブハウスで
オオフジツボをやるのは久しぶり!
東北で得た力をそのままぶつけるように、
駆け抜けました!

写真は、平泉・達谷窟の境内に咲いていたお花。
何の花かしら…しっとりと露に濡れて、うつくしかった!