ソロアルバム「心ふるわすもの」について(その3)

心ふるわす方々、ソフト面です。

●作曲家、松岡政長さん。
手塚眞監督の映画作品の音楽や、
TBSの世界遺産のBGMほか、
ドラマや映画の音楽を多く手がける方。
私のファーストソロアルバム「桜の夢の中」も、
松岡政長さんによる組曲です。
松岡さんの曲は、
私にとってまさに「心ふるわすもの」。
フレーズの一つ一つが心に響き、
一生をかけて、
弾き続けていきたい音楽です。
今回の収録曲のうちの1曲「Screen play No.3」
は、ソロのために書きおろしてくださいました。
昨年末に出来たばかりの曲で、
かっこよくもなかなか
一筋縄ではいかない作品でしたが、
この曲を形にしたい一心で…
楽器を変えて録り直したり、
体当たりし続けました。
良い結果になったと思います。

●作曲兼エンジニア、壷井彰久さん。
オオフジツボでご一緒している、ヴァイオリンプレイヤー
壷井彰久さん。
そのオオフジツボに書き下ろした作品、
「遠すぎた星」を、
バンドより一足先に収録させていただきました。
壷井さんの曲は疾走感のある、
かっこいい曲がたくさんありますが、
こうしたハーモニーの硬質な美しさもまた、
とても壷井さんらしく。
アコーディオン1本で奏でた時の
心がしん…とする瞬間、
漂う孤独感が
なんとも好きです。
また、長年尊敬する音楽仲間である、
壷井さんの曲を
こうしておさめられたことも、
個人的に嬉しく、ありがたく思っています。
また、壷井さんには、ドラムの録音エンジニアも
やっていただきました。感謝…!!

●アコーディオン&ドラム、佐々木絵実さん。
蛇腹姉妹は音源化したものが少なくて…
(映画「ジャバラ姉妹」サウンドトラック、
CDR「蛇腹島の一日」、
大貫妙子コンピレーションアルバム
「音のブーケ」に1曲参加、
の計3タイトル)
今回、1曲は蛇腹姉妹としての録音源を
作ろうと思っていました。
佐々木さんの音作りのセンスが大好きです。
私が作った曲も、どこかを必ず、
佐々木さん色に染めてもらいます。
そうしてはじめて、蛇腹姉妹謹製、
になるような気がします。
今回の収録では、
その場でアレンジを詰めていきました。
テンポを変えたり、揺らしても、
すぐにぴったりと2人の演奏が合うのは、
年月ゆえか!
長く長く演奏ご一緒できたら…
と思っています。
ドラムも叩いていただき、
蛇腹姉妹お得意の!?
得体の知れない、
あやしいけれどわくわくするもの、
になりました。