リリィちゃん

Saltarelle社製  Irish Bouebe B/C 2row
lily.jpg憧れのボタンアコーディオン!
Lillyという名前は、どこぞのボタンアコーディオンの機種にあったような気もするけれど、
全く関係ないところからとってます。
リバーダンスを見に行った時、リバーダンス・オーケストラのNigel Daveyさんと
いう人のボタンアコの演奏の音がすごくきれいで、そちらの方ばかり見てました。
パンフレットを見たら、使っている楽器がSaltarelleだと書いてあるではありませんか!
…それでここの楽器にしました。(私みたいな人ほかにもいるんでしょうね…;;)
ここの楽器は本場でも多くのプロの方が愛用しています。
日本では、関西のアイリッシュトラッドバンドSi-folkで
アコーディオンを弾いてらっしゃる吉田文夫さんが取り扱っています。
白木に茶色いストラップがなんとも愛らしいです。
写真下に写っている黒い箱が、ハードケースです。
最近は友人の谷野さん経由でなんともかわゆい特注ソフトケースも
作っていただいて、持ち運びも楽になりましたvv
トラッドに相応しい素朴なまっすぐな音なのですが、さすがフランス製と思わせる色気
のある響きがあります(こういうところがフランス製の不思議です)。
押した時と引いた時で全音差のある音が出るダイアトニック・アコーディオンなので、
蛇腹操作によって、トラッド特有のリズム感が生まれます。
ボタンは23個しかない小さな箱なのに、無限大のトラッドの宇宙がつまっているような。
鍵盤とこういったボタンのアコと、それぞれの面白さが
トラッドを通して引き出せるといいなあと思っています。
最近よく使うのはアイリッシュ・ハープと一緒に演奏する時。
ハープとボタンアコは音色的にも音量的にも本当に相性がいい。
元気なダンスチューンも哀しいエアもしっくりとした響きがあります。