Englandにて、Karen Tweedさんとの三日間~その3

レッスン2日目。

レッスンが夕方からなので、午前中みっちり練習した後は、
Karenさんおすすめのアコーディオン譜があるというお店探訪へ。
二階建てバスの二階の最前列を確保!

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まずはFoyle’sへ。ここはいわゆる大型書店。
アコーディオン譜面は…無い。
しかたないのでブックカフェでお昼。杏と野菜の煮込みランチ。うまし!
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二軒目はYAMAHA MUSIC LONDON。
いわゆるヤマハ。ここにもほとんど無し。
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最後に、伝統音楽系ショップHobgoblinへ。
アイリッシュスコティッシュを中心に有名な曲集が置いてあるものの、
持っているものが大半であった。
(後日談:あとでKarenさんに聞いたところ、「自分は行ったことないんだけどね…笑」であった…)

そしてKarenさんのレッスンは、Karenさんが滞在している(普段はアイルランドにお住まいである)
友人のお宅へ。これまた素敵なこじんまりとした(でも日本にしてみたら相当大きい)おうち。

まずは私が知りたいことを聞いて箇条書きにして、
そして一つずつ答えてくださる。

鍵盤とボタンで弾くアイリッシュの違いについて。
(結論だけ言えば、そんな些末な事は音楽をやる上で大事なことではない、という見解)
ポジションについてさらに詳しく。
アイリッシュでセットを作ることについて
などなど。

そして、音楽をする「心」、アコーディオンを弾くことそのものについて。
これはすごく共感する事ばかりだった。
話し合ってゆくうちにKarenさんとの距離が近づいているのを感じた。

昨日教えてもらって覚えたチューンを二人でおさらい。
その後、そのチューンにどんなコードを付けるか実践。
まさにKarenさんらしいアプローチをたくさん教えてもらう。
それは私がKarenさんを通じて日本で研究していたコード進行だったり、リズムだったりもした。
勿論新しいアプローチも色々。
私が弾いてみたことを取り入れてくれたりもし、1曲できあがる。
同じチューンでも繰り返すごとに少しずつ左手のアプローチが変わり表情が違う。

Karenさんの弾くチューン、タッチは羽のように軽い。そしてリズムはしっかり出ているのに、
フレーズは歌うよう。Swungしている。まるで花がぱあっとゆっくりと開いていくよう。
当たり前だけれど生きた音楽。
Karenさんの弾くお手本を聴いて、「ああこれが憧れ続けた演奏なんだ」と思って少しうるっときた。
心のこもった演奏だった。

そして新しいチューン、エアやストラスペイについて。

レッスン終了後は、家主が留守につき、
Karenさん用に作ってあったシチューを一緒にいただく。
鼻歌を歌いながら、
キッチンで楽しそうにお料理をあたためるKarenさんがまたなんとも自然体で素敵だった。
そして食事をしながらなんだか女子高生みたいにおしゃべり。