雑貨と写真の夜

b1a65bdf.jpg蛇腹姉妹、ライブに映画に…で、
佐々木さんと週に何回お会いしているのか…(嬉)

21日は、代官山にある雑貨屋さんggにて
急遽決まったライブ。
ここは毎月中身ががらっと変わるお店で
今月は「喫茶展」という喫茶店をテーマにした月間。

そこで一日マスターをつとめる写真家服部貴康さんの
お声がけで演奏をすることになったのでした。

服部さんとは、私が
沖縄風アイリッシュ四畳半バンド「善福寺川」
をやっていた頃からのお付き合い。
写真家であるという認識はほとんど無かったけれど
(すみません)、
昔一度見せて頂いたアイルランドの写真がとても心に残っていた。

今回の企画にあたって、彼のライフワークである犬の写真や、
東欧の写真も加えてみせていただいた。

やっぱり昔思った通り、素晴らしい作品であり、
私がとても好きな世界でした。
すべて白黒写真で、
犬や人物は、なぜこんなにいい表情がとれるのか、
という位リラックスして自然におさまっているし、
風景は、静謐なんだけれど視線があたたかく、
世界の奥行きを感じさせる。
感情は表には現れていないけれど、どこかに確実に存在している。

いつか、服部さんの写真をアルバムに載せさせていただきたいなぁと
夢見ています(すでにお願いもしてしまった…)。

で、ggさん。
いつぞやお仕事レコーディングに来たスタジオの
すぐ並び。こんな素敵なお店があったとは…

ここは
デザイナー小山奈々子さん と原田幸子さんの作られたお店で、
その様子は書籍「雑貨屋をつくることにしました
(ピエ・ブックス/2002 年)」に載っています
(この本読んだことがありました…)
真っ白なお店は、毎月色々な作品を置くのにぴったり、
仲の良い友人に迎えられるような居心地のいい空間でした。

そして、とても響きのいい空間で、
ここで、アコーディオン2台はうるさいかなぁと
ちょっと心配したのですが、
お客さまが入っていらして、はじめてみると、
ちょうどいい。
皆さんとの距離も近くて服部さんの写真を
真っ白い壁に映しつつ、おしゃべりを
ゆっくり交えつつ。
のんびりスローな時間でした。
2ステージ中、1ステージは、朗読を交え、朗読姉妹。
今回は稲垣足穂の『一千一秒物語』からカフェ的お話や
豆本作家五十嵐さんの作ってくださった「猫製造機」
を読みつつ。
もう1ステージは、服部さんのアイルランド・東欧のスライド写真
を見て頂きながら、東欧チョイスな曲を。
写真が良くて、私達も画像を見ながらの演奏になってしまった…

小山さんはじめ、スタッフの方々、
そしていらしてくださったお客様、
不思議なことに、はじめてなのに、
皆さんどこかでお目にかかったことのあるような
気がして…

終わってからのお茶会では、
写真や音楽や色々なお話が出来て楽しかったし、
雑貨スキーの私は、しっかり買い物もしたのでした…

写真は服部さんと蛇腹姉妹@gg。