あらひろこ&Rivendell@明日館

80b7b67c.jpg北欧フィンランドの楽器、カンテレ奏者のあらひろこさんが
北海道からいらして一緒にコンサートをしました。

自由学園明日館は、
近代イギリスの建築家フランク・ロイド・ライトによるもので
シャープなラインと、木のあたたかみが共存する
心落ち着く空間でした。
今度はお昼にゆっくり、ティールームで
お茶でも飲んでみたいです…気持ちいいだろうなぁ…
池袋のすぐ近くだなんて信じられない位です。

教会のように天井が高くて響きがとても良く、
カンテレもアイリッシュハープも
弦一本一本の音色がくっきりと、
広がっていくように聞こえました。
どちらの楽器も普通だとマイクを通さないと
いけない場合が多いのですが、
ここはそんな必要が全くない!!

そんな繊細な楽器2つに囲まれたアコーディオン…
自分の音だけ大きすぎないかと内心どきどき…
アコもまたわんわんと自分の耳元で大きく鳴るのです…

Rivendellは最近私がとても惹かれている
スコットランドの曲を多めに。
木村君が一生懸命歴史的背景を説明していましたが、
なんと歴史や人々の感情が地層のように積み重なった曲なのか…
日本語ではない歌の時はそういうことを感じつつ
音に表現できるように演奏したいと思っています。
そしてあらさんに因み、
フィンランドの子守唄に歌詞をつけた「みずかがみ」など。

そしてあらさんのカンテレ!
北海道ではじめて聴いた時の
感動をあらためて思いだしました。
東京でも聴けて幸せ…
あらさんが夏に出された「Moon Drops」は
あらさんの感受性がそのまま音になったような
優しさにあふれたオリジナル曲がどれも素晴らしく、
宝石箱のようなアルバムです。
デザインも曲のタイトルも素敵なのです!
私もあらさんのように、
この先音楽と付き合えていけたらいいな…と
思います。

最後に3人であらさんの「ノスタルジックなワルツ」を
演奏しました。
この空間にとても合った1曲でした。
嬉しくもあらさんがどんどんライブで演奏してください、と
おっしゃってくださったので
きっとまたどこかで演奏させていただきます!

写真は、受付を手伝ってくださった
イラストレーターのガンコさんによる
あらさんの子供時代をイメージしたイラスト。
かわいい…!