ボタンアコ弾きフィリップさんがやって来た!

59e7efee.jpg夏に慶応大学で行われた
ブルターニュのお祭りに出演した、
フィリップ・オリヴィエさんが、再来日されました!

アットホームに、あたたかい雰囲気で
お客様も演奏者も一緒に楽しめる場所…ということで、
下北沢の自然食レストラン「ぐ」でライブ。

企画途上、期せずして…;;
私は蛇腹姉妹、ナギィで出演させていただきました。

ダブルヘッダー(人はこれを藤野祭りと言う)
は当然ながら体力勝負でハードなのだけれど
大好きな二つのグループで
今年最後の締めくくりに一緒に演奏出来たのは、
幸せなことでした…

フィリップさんは、バンドネオンでの演奏。
タンゴでのバンドネオンは、片膝に乗っけて
蛇腹を操作したりするけれど、
フィリップさんは、両膝をきちんと揃えて、
その上に乗っけて蛇腹を動かす。

生き物のように動く蛇腹と、
常に色合いを変えていく音の表情、
くるくると動く目、
なんと深い表現力…!

そしてスペシャルゲストにヴァイオリニストの
喜多直毅さん!
CDでは聴かせていただいていましたが、
生で聴いたのははじめて。
本当に素晴らしい!
美しい音、狂ったような情熱の音。
お二人の演奏に魂を持って行かれました…

最後は、フィリップさん主導で
ブルターニュトラッドを皆で演奏。
この時のフィリップさんは、ダイアトニックのボタンアコ。
(二台も持参!)

ブルターニュは、譜面に起こすと拍子がすごく変拍子。
フィリップさんのかけ声で、
次の曲、そしてその次の曲と移っていきます。
私もボタンアコで参戦。
マイナーなメロディがとてもいいのです…

同じメロディに付ける伴奏も刻一刻と変わっていく。
フィリップさんを中心に、すごい渦が発生していました…