青空シャンソン(パリ記2)

34d78395.jpg到着の翌日は日曜日。
さらいちゃんと、
5区、ムフタール通りの広場で
毎週行われている、
ある恒例行事を見に行きました。

マルシェ(市)がたって、人通りも賑やかな中、
クリスチャン・バザールさんが
アコーディオンを弾き歌いはじめると、
どんどん人が集まってきます。

クリスチャンさんは、黒い帽子に赤いスカーフ、
なんともダンディなおじいちゃん!
いたずらっ子のようなスマイル、
からっと明るく、小気味よいアコーディオン!

そのうちにおばあちゃんたちが、
「今この歌よ」なんて言いながら、
歌詞カードを配り始めます。
そのおばあちゃん自らマイクをとって歌いもする。
見ている皆も一緒に声を合わせて歌い出す。

この光景…まさに日本でいう「うたごえ」!
いずこも同じだなぁこのノリ…皆熱い!!
違うのは、踊り出す熟年カップルが
結構いたことでしょうか…

ここで歌われるシャンソンのなんと伸びやかで、
ポジティブなことよ!
短調の哀愁の曲ですら、
決してくじけない力を感じてしまうような。
まさに「なるようになる!」
好きだなぁ…
こんな風に買い物帰りにでもふと口ずさむように、
シャンソンが弾けたらいいな。

買って帰ったクリスチャンさんのCDも
その青空広場そのまま、
たくさんのおじいちゃんおばあちゃんの
元気な歌声も入ってました!

写真は、まだはじまったばかりの会場。
女の子が二人、くるくるまわりながら踊っていました。