栃木プチソロツアーその1・那須

ずっとバンドやユニットという形でアコーディオンを弾いてきて、
自分のメインはそれであるけれども、
時々ぐぐっと、サシでアコーディオンと向かい合わねばならぬ、
と思う瞬間もあります。
そう思った時には出来れば旅に出たい。
そしてさらに望むなら…その土地のミュージシャンの方々とも
存分に音を楽しみたい。

そして、
去年、ハンドリオンで宇都宮に演奏に行った時に、
ご一緒した、ケルティックハープの安生正人さんと
フィドルの櫛谷結実枝さんに、
一緒にツアーをしていただけないかとお願いしました。

安生さんは、癒やしのオーラを発する優しい音色が、
結実枝さんは、凜とした佇まいから発せられる真っ直ぐな音に
ひかれて、また絶対ご一緒したい!と思っていたのでした。
そしてお二人が計画してくださったツアーは、
たったの二日間だったけれど、もう一週間くらいの旅だったような…
本当に心に残るものになりました。

初日は那須へ。
会場へ入る前に、共演する夫婦デュオ、eastern bloomさんのお宅へ。
大きなログハウスに、お子さんもねこもいて!
あたたかくむかえいれてくださいました。
まずはここで必死に練習をする安生・ゆみえ・私組。
限られた時間の中で、こういう風に曲を煮詰めていくのが楽しいのです…
全員でのセッション曲も仕込んでますます楽しみ。
そして、ボーカルのみきさんが腹ごしらえに握ってくださった
おにぎりをいただきました!お腹も万全!

ライブ会場である、Cafe FOOT PRINTSさんは、
森の中の珈琲屋さん。元気なマスターがむかえてくださいました。
赤毛のアンに出てくるグリンゲイブルズみたい!
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eastern bloomさん小島美紀さん小島崇さん、サポート井ノ浦英雄さん)のリハ。
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いよいよ本番…は、超大入り満員!
FOOT PRINTSさん、eastern bloomさんは地元で本当に愛されているんだなぁ…!
最後はお店に入りきれず、私も外で月を見ながら、網戸越しに皆さんのライブを
楽しみました。それがまた気持ちよかった!

トップバッターは安生&ゆみえ組。
…ああ、私がもう一度聴きたかったのはこのハーモニーだった!
と思いました。安生さんが大切な人を想って作ったオリジナル「水仙(Daffodail)」、
すてきでした!

eastern bloomさん。みきさんの優しくも透き通って力強いボーカルに、たかしさんの軽やかでロックなギター、そしてイノさんのさりげなくも凄腕のパーカッション。
長い年月、音楽を続けてきた方々にある、素晴らしく深いコンビネーションがありました。
母であるみきさんの歌ううたは、大地のように広くおだやかでした…
音楽もお人柄もすっかり好きになってしまいました!

そして私。なんとトリなのでありました…!皆さんのお気遣いで…
一曲目を弾きだしたところで、楽器の不具合に気づくも、
皆さんの、熱心にあたたかく聴いてくださる空気に後押しされ、全力で弾ききる。
ソロを数曲やったところで、皆さんとそれぞれ共演。
初対面のイノさんのリズムがあまりに心地よく、ぶっつけで
アイリッシュセットに入っていただく。
スピードアップするのはまだまだ先なのに、
どんどんあおるイノさん。負けないぞ!と応戦。楽しかった!

そして、安生&ゆみえ組と。
お二人の教えてくださった北欧のポルスカやバラード。
またいくつか、素敵な曲を覚えられてしあわせ!
私の曲「なのはな」も演奏していただきました。この組み合わせにぴったり!

最後はeastern bloomさんも加わっていただき、ダニーボーイを。
さらにアンコールをいただき、その場で出来そうなサリーガーデンを。
皆の呼吸を感じながら、どうやって全体の曲を作り上げ進行させていくかを
その場で考えるのは楽しい…!

 

最後に記念撮影!イノさんは帰った後で残念!
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そして、またしてもみきさんのおむすびをほおばりながら、
FOOT PRINTSさんの珈琲をいただく。さすが珈琲屋さん!の深く香ばしいお味でした…!
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