ストロベリーちゃん

Paolo Soprani社製  JuniorⅡ 35鍵72ベース MML
strawberryacco.jpgアイリッシュを頻繁に演奏するようになってきて思ったのは、
少し小さめでアタックが強く出る楽器でアイリッシュを弾いてみたい!ということでした。
実はアイリッシュに96ベースは必要なかったりします…
(まあ必要ないってことはないですが;カレン・トゥイードも72ベースだったし…)
ピアノアコーディオンでアイリッシュなどのダンス・チューンを弾くと
ボタンアコのようなリズム感やアタックはでにくい、って一般的に言われますが、
私にとっては、音の叙情とアタック、両方で勝負できるピアノアコでアイリッシュを
弾くことにはとても魅力を感じています。(勿論技量も必要ですが…;;)
アイリッシュ用のピアノアコなら…と憧れていたのが、
アラン・ケリーがファーストアルバム「out of the blue」で使っていたパオロ・ソプラーニ。
なんとも伸びとキレのある音色で…
(ちなみにアラン・ケリーはその後、サルタレリ社と提携して
アルバムではパオロ使ってないようですが)
パオロのアコーディオンは日本で仲介をしている楽器屋さんがあります。
72ベースというと、子供用というカテゴリーになるようですが、性能に差はありません。
色は赤!子供の頃から憧れだったんです…赤いアコーディオン。
アコの名前は勿論この色から。
掲示板に遊びにいらした方のなにげない一言でこの名前に決定しました。
イタリアから直輸入で来るので勿論試し引きなどは出来ずに注文になるわけですが、
はじめての弾き心地はとても軽くて音は強くて。
鍵盤に指がぴったりと沿うような感覚がありました。
見た目に似合わず(?)かなり荒々しい音がします。
そこがまたトラッドに抜群に合っています。逆にトラッド以外には不向きという位…
(師匠も買ったのですが、リード削って音を整えたそうです)
すごく魅力のある楽器です。ベースもしっかりとしたいい音。
ただし弦系の人々にはご迷惑をかけています。MMの高さが445近くなのです…;;
(高い!!普通アコは442ですそれでも高い)
パオロは現在、スキャンダリという会社に
吸収合併されたということで(何回かつぶれているんですよね…;;)
リードとかはスキャンダリのものを使っているそうです(師匠情報)