「Lumina」with 寺田 侑加さん Vocal

「Lumina」は、ラテン語で光、星の光という意味だそうです。
私のアコーディオンの生徒であり、
阿佐ヶ谷のカフェバーRojiの女主人であった、
ルミさんを思って書いた曲です。

時々少女のように…移り気で茶目っ気のあるルミさん。
病に苦しんでいるときに、
どうしてもっとその場が楽しくなるような
気の利いた言葉がもっと出てこなかったか…
今でもふと思い出します。
私は彼女と過ごす時間がとても好きでした。

その彼女が亡くなった時に、
星になってなお輝いているルミさんを思って…
讃美歌のイメージで書きました。

歌と歌詞はu-fullというユニットを主宰するyukaさんこと、
寺田 侑加さん。

侑加さんと引き合わせてくれたのはZABADAKの吉良知彦さんでした。
吉良さんが「とてもいい音楽を作る大阪のユカちゃんに、
お江戸のユカさんがアコーディオンを教えてあげてほしい」
というメールでした。
彼女の透き通る声、多少天然を思わせる性格(笑)、
そして音楽への情熱…
すっかり大好きになってしまいました!

そして、関西と東京で「ユカユカ」というユニットをすることになった時に、
この曲を是非侑加さんに歌ってほしいと思いました。

侑加さんは、亡くなった吉良さんのことを思って歌詞を書いてくれました。
それは私にとっても有り難く嬉しいことでした。
吉良さんとのお別れも、私にとってとてつもなく大きく、
埋めることのできない喪失でした。

侑加さんの書いてくれた「Lumina」には、悲しみの中に、
明るい希望と救いがあって。
不器用でもステップをひとつひとつ先に進めながら…
そうやって私たちは生きてゆかねばならないのだ、と
あらためて思うのです。

大坂在住の侑加さんには、東京にいらした折にリハ&録音という
ハードスケジュールでしたが、
のびやかに、心をのせた歌をうたってくださり
無事新幹線の時間にも間に合いました!ああよかった!

広い部屋にふたり、お互いにささやきあうように…
向かい合って録った触感の仕上がりになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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