Englandにて、Karen Tweedさんとの三日間~その4

レッスン三日目は、テムズ川の東側、Lewishamにあるアコーディオン屋さん、
ALLODI ACCORDIONSで待ち合わせ。

この日はバスに乗りそびれて長時間待ったり、やっと乗ったバスが逆方向だったり、
その後乗った正しいバスが大渋滞だったりで一時間も遅れてしまったのだった…

お店に着くと、karenさんがアコーディオンを試奏していた。
Karenさんは立奏スタイルなので、
なるべく軽くて小さい音の良い楽器を探しているのだった。

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ここは多分イギリス一、ピアノアコーディオンがあるのではないだろうか…
(詳細は番外編にて)

Karenさんは「Yukaも弾いてみて!どう?」
と次々と楽器を渡してくださる。
どれも小さいけれど音は良いし、何より軽い!
色々個性があるなぁ。

二人で試奏しながらちょびっとデュオ。
Karenさんの大好きなミュゼット(ソロアルバムにも収録している)
「indifference」や
(これはかつてパリのレッスンでダニエルポーリー先生とアコ弾き安西創さんと3人でも合わせた曲だ!)
最近もっともKarenさんがはまっているジャンルのひとつ、
タンゴ、ピアソラの「オブリビオン」など。
ここ数日の会話のように
お互い楽しくて何度も、合わせた。

これまたどこのアコーディオン弾きも同じで、
大量のアコーディオンを見るとテンションが上がって
弾きまくってしまう。
楽器を探しているとあればなおさらのこと。
結局レッスンする時間は無くなってしまったのだった。
でも二日間で本当に色々な事を聞き、語り合い、教わったので、
それでもう十分なのだった。

申し訳ながったKarenさんと帰り道、そして電車の中で、
最後に、教える事やレッスンについて語り合った。
これもまたすごく同感できることばかりだった。
教える生徒さんたちがHappyにそして楽しく伸び伸びと
アコーディオンを弾けるように教えること。
音楽とは生きる喜びであり、人生の物語であり、
その人らしく弾けるように。
歌うように自由に。
呼吸するように。
それはKarenさんからいただいた最新のソロアルバムにも、
本当によく表れていた。

Karenさんは
生まれたところも持っているものも、全てが全く違うけれど、
同じアコーディオンを弾く者として、
本当に近く共通する部分があって、
そこにお互い共感ができて、感動があって、
そこが何より嬉しかった。

Karenさんは来年、日本にいらっしゃるかもしれないとのこと。
その折にはコンサートやワークショップもしたいとのことなので、
楽しみにお待ちしたいと思う。

Karenさんの最新のソロアルバム「Essentially invisible to the Eye」。
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Allodi ACCORDIONSにて、Karenさんと私と店主のEmilio Allodiさん。

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