2024年総括
ここ数年やっていなかった総括をひさしぶりに…そして、もう少し細かくやってみようかと。。。 ●ライブ(パーマネントバンド)相方の皆さんの変わらぬ素晴らしさに、実り多き一年でした!音が大好きで信頼できるメンバーと積み重ねられるって大事としみじみ […]
ここ数年やっていなかった総括をひさしぶりに…そして、もう少し細かくやってみようかと。。。 ●ライブ(パーマネントバンド)相方の皆さんの変わらぬ素晴らしさに、実り多き一年でした!音が大好きで信頼できるメンバーと積み重ねられるって大事としみじみ […]
あらひろこ「KULTA」制作記 あらひろこさんのご家族から、アルバム制作の依頼を受けたのは、2023年の秋、形見分けの洋服をいただきにご自宅へ伺った時だった。 あらさんとはじめて演奏をご一緒したのは、2005年。アイリッシュハープ木村林 […]
Seiras(セイラス)Timo Alakotila&藤野由佳 2024年1月14日全国発売 CD制作のあれこれはブログにご紹介しています。https://yukafujino.com/?cat=540 フィンランドの […]
レコーディング二日目。前日スタジオにアコーディオンを置いて帰ったので、今日はPhillipと一緒に、電車でスタジオへ。Kimmo Pohjonenのマネージャーとして数々の危機(!)を乗り越えてきたPhillipは、危機管理能力が高い。家近 […]
録音手順は日本と一緒。まずどこまで録るかを決め、せーので一緒に演奏し、録ったものを聴き、納得いかなければやり直す。その繰り返し。 やはり一番のネックは言語だ。そもそも英語力が無いので、今まで視覚頼りに意味を理解していたものが、ヘッドホンから […]
いよいよレコーディングの朝。ティモさんが車の中で、「エンジニアはスピーリだ。彼はとても優秀でひっぱりだこなんだよ。」と言う。スピーリ…へえ、フィンランドっぽい名前だねえ…などと寝ぼけた頭でぼんやり考える。 スタジオは、ヘルシンキ近郊にある。 […]
二日目にして最後のコンサートは、Kaukasのフェスティバルハウス。いわゆる公民館のようなところで、近くに住むTimoさんは、音楽監督として様々な企画をしている。そこに今回の我々のコンサートも組み込んでくれた。 この日は、ヘルシンキ中央駅前 […]
客席はびっしり。80人位があたたかく、しかし、じっとこちらを見ている。最初の曲は、私の独奏からはじまるTimoさんの「Amare」。心がふるえる。この音はこの国のひとたちに届くのかどうか…。最初は緊張に震えたけれど、曲が進むにつれ、今この場 […]
いよいよコンサートの日。朝まずリハをしに、ヘルシンキミュージックセンターへ行き、全曲通し。今日はPhillipさんも一緒。リハを終え、時間はお昼、ゆっくりランチをしている時間は無いが、私とTimoさんはお腹がペコペコ。Timoさんは道沿いに […]
リハーサル二日目。今日もTimoさんの車でヘルシンキミュージックセンターへ。今日のリハーサル室は、ハーモニウム(リードオルガン)部屋。壁にみっしりとオルガンが並ぶ。うち古い一台は、Timoさんが何十年もレコーディングに使ってきた大切なものだ […]
7月2日いよいよ今日からリハーサル。Timoさんが車で迎えにきてくださる。別の地方の民族音楽祭に出演していたTimoさんは前日夜帰宅からの今日。お疲れ様です…車で、今回のプロジェクトについて話し合う。リハーサルやアルバムのこと、Timoさん […]
7月1日午前中は、Phillipさんのリビングルーム兼オーディオルームで過ごす。外は植物がうっそうとしていて、その先は草っぱら。気持ちいい景色が広がっている。Phillipさんちにテーブルはなく、食事もすべてこの部屋のソファで本を机に、とる […]
6月29日 出発。今回アコーディオンは一席購入して、機内持ち込み。誰よりも早く一人乗り込む。なぜならば、一番奥の後部座席まで入らなければいけないから。楽器が大きいので、いちいち座席にひっかかる…。皆さんと一緒に入ったら、えらい迷惑になったな […]
素敵なフライヤーが完成してその後、やはり我々の音が分かる宣伝用の短い動画もあるといいよね…と思い立つ。Timoさんから送っていただいた全曲分のピアノ伴奏音源。これを使えば何か出来るのでは… しかしそううまくはゆかず…練習用録音ということで、 […]
Timoさんは、私の出したアレンジプランに合わせて、全てのピアノを録りなおし、送ってくれた。譜面も全て作りなおしてくださった。今考えると、超多忙のTimoさんがこれだけの細かいやりとりをよくやってくださったと思う…。12曲分も!感謝するばか […]
Timoさんが選んでくれた私の曲の半分は、オオフジツボという、ヴァイオリン、アコーディオン、ギターのトリオバンドの曲である。その中の「 On the ocean」という曲は、私が、ぱしふぃっくびーなすというグルーズ客船(今は無くなってしまっ […]
まずは、Timoさん曲のアレンジから。再構築するために、頭をまっさらにして、譜面をながめる。我々二人でどんな世界を描きたいのか考える。例えば「Mehil」。これは未発表曲らしく、元は、歌+ピアノ+アコーディオンの打ち込み音源。加えて、Tim […]
「君も僕も、全ての曲で構成を変えることが出来る。全部を変えてもいいし、変えなくてもいい。僕が弾いたデモは、ひとまず何かを始めてみただけなんだ。前もって練習してもっと良くしたいんだよ、分かる?」 というメールがTimoさんから届く。二人とも母 […]
5月の半ば。演奏曲がほぼ決定したところで、Timoさんは、私の曲含め全てのリードシートを作って送ってくださった。大変な労力!いくつものプロジェクト、レコーディング、コンサートを抱えるTimoさん、自分が即座に理解できるフォーマットにしておき […]
少し遡って、4月。レコーディング予定日の前々日に、コンサートが決まった。仕事としてではなく、無料公演。まずは我々デュオを知ってもらおうというTimoさんとPhillipさんのアイデア。彼らは、時々寿司ランチをしながら、このプロジェクトについ […]
そんな色々なやりとりを一月からはじめて、選曲が完了したのが三月の終わり頃。四月に入ると、Timoさんが、メロディとコードの書かれたマスター譜や、我々のデュオでやるためにピアノで試し弾きした音源を、少しずつ仕上げては送ってくださる。私は共有の […]
私とTimoさん、それぞれ10曲ほどリストアップされてきたところで、次はどうやって絞ってゆくかである。このあたりから、今まで色々意見してきたPhillipさんが静かになる。あとは二人だけで決めろ、と。 そこで思いついた。お互いに、相手の曲を […]
さて、Timoさんの曲選びである。 そもそもTimoさんがどういった方かというと… 【Timo Alakotila】 フィンランドの作・編曲家、ピアニスト、ハーモニウム奏者、プロデューサー。 フィドルを中心とした民族音楽グループJPPの創設 […]
新年からレコーディングプロジェクトがはじまった。Phillipさんの提案で、私とTimoさん、それぞれが曲を10曲出す。そして、今回のためにそれぞれが新曲を作る、ということになった。 まずはPhillipさんが私の曲を選んでくださる。さすが […]
まずは、Timoさんが2023年夏に参加できるであろうフェスへの出演を検討することになった。しかし、フィンランドもコロナ禍からのフェス再開時期とも重なって、すでに枠はいっぱいであった。フィンランドでは無名な(日本でも…)、日本人の私が相手で […]
TimoさんもPhillipさんも帰国してまもなく、12月のある日、Phillipさんから一通のメールが届く。なんとフィンランドでの演奏の提案…Phillipさんは、私とTimoさんの中にある共通点を見出し、形にしようとしてくれていて、まず […]
Phillipさんの采配により、公演期間中Timoさんが滞在しているホテルで急遽ランチをすることに。Timoさんのお誘いで、同じく滞在していたあらひろこさんもいらしてくださる(喜) ステージでは何度も拝見しているTimoさん。とても内気そう […]
フィンランドで今回ご一緒したピアニスト、Timo Alakotilaさんを知ったのは、今から20年前、フィンランドの民族楽器カンテレ奏者・あらひろこさんから、アコーディオニストMaria Kalaniemiさんのアルバムをいただいた時だった […]
カンテレ奏者のあらひろこさんがお亡くなりになりました。 20年の長いお付き合い、あらさんの奏でるカンテレが大好きで、同じ色のカンテレを買いました。何よりあらさんが大好きで…たくさんご一緒いただきました。 あらさん、ずっとずっと、大好きです。 […]
今回のアルバムは、童話作家・安房直子さんの物語から生まれた曲を集めた、アコーディオン独奏集です。全10曲のうち、5曲は過去の様々なアルバムに収録したものを新たにソロにリアレンジ。独奏オンリーアルバムははじめてです。きっかけは、東長崎プラネッ […]
作曲家/ピアニストshezooさんとのデュオ「透明な庭」セカンドアルバム 『Moon night parade』。 収録曲は、それぞれのオリジナル、半分ずつ。 私もshezooさんも、なんの制約もなく思うままに曲を作り、演奏に演奏を重ねた結 […]
なんと今年二回目の手術となってしまいました。 前回はひっそり入院して、お騒がせせずにすみましたが、 今回は、キャンセルしなければならないライブが出てきてしまったので、 事前お知らせとなりました。 結果、自分が予想していなかったたくさんの励ま […]
全曲視聴トレイラー 谷岡久美さんとの二枚目のアルバム!アルバムタイトルは、スペイン語でカラフルを意味するコロリド。色をイメージした曲を中心としたオリジナルアルバムです。 ソロアルバム「秋の光」や透明な庭「Invisible Garden」を […]
オオフジツボ結成15年の今年、ようやく四枚目のオリジナルアルバムをリリースしました。タイトルは「希求の丘」(ききゅうのおか)。我々が、そして聴いてくださる皆様が、希い求める音はここにある、という自負をこめて。また、この先数々の山を越えてゆく […]
休暇ではないですけれど… 仕事は無くなり、自分ではどうにも動けない状況、 心と体は動かし続けねばと。 こんなに長い時間家にいて、 ある意味のんびりしたのは人生ではじめて。 整理整頓や効率化を含め、 自宅でいかに心地よく過ごすかを考えたのもは […]
ようやく…オンラインレッスンが出来るようになりました。 こちらの声と音はある程度しっかりお伝えできる、という環境になりました。 緊急事態だから…というよりは、 新しいかたちとして楽しめる機会が増えればと思っての開設です。 オンラインは、時間 […]
長い休み(のようなもの)に突入、 来月の事も全く分からないし、 色々考えるべきことも山積み(まあ、皆そうですね) だからこそ、今月はじっくりゆっくり過ごしています。 まずはストレッチと筋トレ(笑)。リベラシエロのヴァイオリン閔さんは体作りの […]
現在の状況下、私たちが常日頃活動の拠点とし、お世話になっているライブハウスの多くが経営の危機をむかえています。以下、私が深く関わる、ライブハウスの支援サイトをご紹介します。微力ながら私も支援しました。 これからの音楽の未来のために…ご支援、 […]
蛇腹ファンの総合サイトとして、アコーディオニストや、アコーディオンに関わる方々に スポットを当て、鋭い切り口で縦横無尽にせまる!アコーディオン愛にあふれた、 《蛇腹党》JABARA partyさんのインタビューを受けました。 今までそしてこ […]
成城学園前の喫茶店、カフェ・ブールマンでの、shezooさんとのライブからはじまったデュオ。ブールマンマスター吉岡さんの撮る心象風景のような、写真たちに導かれ、二人それぞれが曲を書き、このアルバムとなりました。 私は、写真からのイメージをそ […]
今年はなんといっても6年ぶりのソロアルバム「秋の光」を作ったことが大きかったです。 …今年はアルバムを作るから、ライブは控えめにする…などといったのは、 大ウソですみませんでした…!!結局今年も全力疾走でした…!! 以下、自主制作そしてその […]
7/14に開催された、逆転LIVE~OBJECTION!2019~ ゲームにまつわる豪華ゲスト陣が集結、大変に盛り上がりました! 「逆転裁判」の作曲、そして今回のアレンジ、演奏を手掛ける岩垂徳行さんから 「亜双義の格好でライブに出なよ~」と […]
2019年9月14日リリース予定の、 ソロアルバム「秋の光」について、今までブログに書いてきたものの、indexです。 タイトルをクリックすると、各記事に飛びます。 アルバムそのものや、それぞれの曲についての思い。そしてジャケットについてを […]
この曲も一曲目「ゆめ」と同じく、朗読家青木ひろこさんとの公演、 こちらは「ショートファンタジーの世界」のために作った曲です。 題材は安房直子さんの「あるジャム屋の話」。 売れずに困っていた若きジャム屋さんが、 ある日現れた鹿の娘に誘われて、 […]
この曲が出来たのは2013年。 お世話になり、また個人的にも仲良くしてくださったエンジニアさんが突然に亡くなられて、 心の持っていきようもないまま日々を過ごしていた時にみた、秋の風景(写真)をみて作りました。 着いた時は黄金の光であった森が […]
「鳥」は、アルバムのために書き下ろした短い曲です。 ジャケット撮影をしに行った時のこと。 冬の名残りの冷たさの中、撮影をした場所は、 本当にしんとしていて。 目の先にある枯れた木の枝には、 黒い鳥がとまってじっとしていて。 この世界には、 […]
「踊る風」は、ヴァイオリン壷井彰久さんとのデュオ、 「フジツボ」のために書いた曲。 「秋の光」三部作(と、自分で勝手に銘打っています)の一番目に置く曲。 これはもともと、アコーディオンとヴァイオリンで完成するものを書きたい、 と思って作りま […]
まだ秋のあたたかさは残るけれど、昼の光は寂しく、どことなく弱弱しく、 もうすぐそこまで冬が来ている…そんな日にふと作りました。 いつまでも続くわけではない「今」、とどまることなく変わってゆく世界。 うちひしがれそうになる気持ちと、 だからこ […]
宇都宮の朗読家、青木ひろこさんと去年秋に開催した、「秋宵幻想夜話」という公演のために作った曲です。 萩原朔太郎「猫町」をメインとした公演で、もう一つ何か短い作品を、という話になった時に、青木さんが「この詩、藤野さんのアコーディオンにぴったり […]
写真は、成城学園前の喫茶店cafe Beulmansのマスター、吉岡さんに撮っていただきました。 ブールマンでは、オオフジツボやフジツボ、 そして透明な庭(ピアニストで作曲家shezooさんとのユニット)と、 様々なライブをさせていただいて […]