ロシア人オルガさんのカンテレ・ワークショップとマイカンテレ

ロシアの伝統弦楽器、グースリ奏者、
オルガ・シシュキナさんの
ワークショップが、
神楽坂の喫茶店キートスで開かれました。

オルガさんは、現在はフィンランド在住、
グースリとは親戚関係のような
弦楽器カンテレも演奏する、ということで、
今回はグースリを用いての
カンテレ・ワークショップです。
(ちょっとややこしい…)

店内は、
ワークショップのコーディネーター
高樋さんが持参された
様々な弦数のカンテレがたくさん!

私はアコーディオンで
課題曲の伴奏をするために
呼ばれたのですが…

私が去年の夏、
カンテレ弾きあらひろこさんに憧れて
注文していたカンテレも
神楽坂に到着しました!!

オルガさんと一緒に来日した、
フィアンセのフィンランド人、
ハンヌさんは、
カンテレ・メーカー、
コイスティネン社の社長さん。
ついでに持ってきてくださったのです。

真っ赤な15弦カンテレ!ベース弦つき。
半音チェンジレバーも6つついています。
うわぁぁぁ…素敵…
音も見た目も美しい…

…と、ほわほわしている余裕はなく、
いきなりワークショップで実践開始。
構え方や奏法を習うことに…
体に余分な力をかけないポジションが大事というのは、
どんな楽器にも通じることで、
教え方の手順やコツはなるほど、と思いました。
弦がちゃんと響くようにはじくのが難しい…
前半は簡単なポルスカを教えてもらいました。

鍵盤楽器しか弾いてこなかった私にとって、
弦楽器は完全なる未知の世界。
チューニングなんて、もう…!!ドキドキ。
まず、チューナー買わねばなぁ…

でも楽器を習うって楽しい…(はあと)

後半は、課題曲である、
グースリとアコーディオンのデュオの模範演奏から。
合わせリハーサルも全く無しのぶっつけ本番。
ロシアの曲「Step da step krugom」。
遠き地で死をむかえようとする男が
故郷を思い出す曲、だそうです。
暗いイメージだけど、曲は優しいメジャー調。

YouTubeでも聴いたけど、
オルガさんの音色は響きが美しく、
テクニカル。結果、音量もしっかりある。
そして着地したリズム感。
合わせていて心地よい…!
言語で意思疎通するのは難しいけれど、
音楽は関係なし。息づかいひとつで伝わる。
すごく楽しかった!
その後、参加者の皆さんも一緒に
合奏、これも楽しかったなぁ!

ソロは、15弦でこれだけの表現が出来るのかという
素晴らしさ…
弦をはじくほかに、ピックを用いたトレモロや、
ハーモニクス、奥の深さを見せてくださいました。

終了後は、
オルガさんとハンヌさんを囲んで食事会。
日本料理が食べてみたいということで、
神楽坂の料理屋さんへ。
刺身や天ぷら、焼き鳥、豆腐、おむすび…
どれもおいしそうに召し上がってました!

写真1:オルガさん
演奏はすごいけれど、
若くてとてもキュート!
村上春樹が大好きだそうです。
写真2:マイカンテレ!!
オルガさんカンテレ