今月の収穫

今月は色々なチャレンジがありました!
(まだ、オオフジツボ関西ツアーという大きな
チャレンジがありますが、それはまた別途!)

○朗読とコラボレーション
宇都宮、ギャラリー・インザブルーで開催された
木版画家であり作家である、
青木ただすさんの個展にて、
奥様である青木ひろ子さんの朗読に合わせて、
ソロ演奏をしました。

朗読の力というのはすごいもので、
ひろ子さんが読まれると、
その世界が立ち上がる、というか、
明確にイメージと意味が伝わってきます。

ただすさんの描く、パリや日本各地の風景は
どこか懐かしく温かく、
絵と対になるように書かれた物語は、
そこに生きる人の人生を切り取ったドラマ。

絵の前で、物語を朗読する合間に、
そのイメージで演奏しました。

どうしてもここで演奏したくて、
当日朝までかかって(相当難産)
ソロ「きれいな水が流れるところ」を作曲。

言葉や絵にインスパイアされて
曲を作るという作業は大変だけれど大好き。
わわわわーっとイメージが
降ってくることがあります。

○蛇腹姉妹新曲祭り
架空の島「蛇腹島」にまつわる
物語と曲を作るという、
半ば蛇腹姉妹のライフワークになりつつあるような作業。
これまた物語と音楽が直結しています。

今回私が作ったのは「サーカスの一夜」という曲。
蛇腹島の上空に突如現れる、サーカス団。
それは夢のようとも悪夢のようとも言われる
不思議な光景…そんなイメージ。

蛇腹姉妹として表現したい「妖しさ」を
追求した結果、
曲の中で色々な試みが浮かびました。
これまた夜な夜な楽しい作業でした!
問題は難易度が高い、ことかな…;;

佐々木さんの新曲2曲「中央高地」「Danhe隊長」
どちらも良かった!
「中央高地」は、
佐々木さんの心象風景を映し出したような
ピュアな曲で、弾いていて心にしみ入りました。
蛇腹姉妹では断然「妖しさ」担当の佐々木さんですが、
フレージングや、コード展開は時に、
クラシック音楽から結構影響を受けているんだなぁと
思ったり…

○ブラジル&フランス音楽 with ポッポジョージ
アコーディオン弾きの多くがライブでやるであろう
フランス音楽…
仕事としては、たくさん弾いてきたものの、
私という個性からは少し距離があるような気がして、
ライブに取り入れてきませんでしたが…
色々な意味で、弾ける年になってきたかなと思いチャレンジ。

多くのアコ弾きに愛されるだけの理由がある音楽だな、
とあらためて思う。
そんなしっぽをつかめたこともうれしい。

ブラジルのショーロやボサノバは、
すごく心の中にしみこんでくる音楽。
こんな風に心を傾けて演奏をすることが、
また自分の作る音楽への肥やしにもなります。

今回のメンバー、
ギター・佐々木じょうじさんと
パーカッション・ポッポ渋谷さんとは、
会話をするような音楽が出来ます…!
来年3月頃に再ライブを計画中です。

こんな風に、
自分の音を追求し、
それを表現出来る場があって、
共に奏でてくれる人がいて、
聴いてくださる方がいて…
あらためて感謝です…!

写真(左上より)
○青木ただすさん個展会場の様子
○蛇腹島譜面の数々
○ライブに来てくださった可愛い女子二人と。
じょうじさんのカバキーニョを持って!
○ベイアコ原田さんのところで、
古い赤いアコーディオンに付けられていた
鍵盤柄ベルトをゲット。これもまた今月の収穫…!

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