北東北紅葉ツアー時々いねむり日記その3

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松田さんが案内してくださって、まずは遠野をまわる。

遠野へ来るのは実に10年以上ぶり。
学生時代合唱団で、『遠野物語』を題材とした
柴田南雄氏作曲の現代音楽「遠野遠音」を歌って以来、
この土地にはなんだか愛着がある。
あれだけのたくさんの、素晴らしい民話が残されていた村。
昔の日本は各地でそうであったのでしょうけれど…。

まずは「遠野ふるさと村」へ。
ここは、遠野のかつての生活環境をそのまま残す施設で
この地方に特徴的な南部曲り家が数件移築されている。
紅葉した木々の合間に見える家並みや水車、稲刈りの後の田んぼ…
懐かしいふるさとの風景でした。

松田さんは盛岡を中心に精力的に音楽活動を行うかたわら、
地域の発掘調査活動にも参加されていて、博学な方でした。
そして遠野に向けるまなざしも語り口もとてもあたたかく、優しい。
たくさんのことを教えていただきました。

河童が住んでいるというかっぱ淵へも行きました。
今日は河童も無限勇者カグライガー(遠野限定ヒーロー)も
いなくて残念…

それから、今回コンサートでも何曲か演奏した
宮沢賢治関連ということで、花巻の賢治記念館へ。
賢治の感性はやはり飛び抜けている…!!
イーハトーヴの空気は澄んでいました。

帰りの車中は、後部座席では爆睡してしまったのだけれど、
途中で運転手吉良さんの隣に座ったら、
なんだか全てが終わったんだなーと思ってしょんぼりしてしまい、
さすがに眠れないまま東京着。

流れていたラジオが医療関係についての特集をずっとやっていたのも
暗くなる原因だったかもしれません…;;