映画「幸せはシャンソニア劇場から」

というフランス映画を観てきました。

2004年公開の音楽映画「コーラス」と同じ、
クリストフ・バラティエ監督、
ジャック・ペラン制作、
そして俳優陣も出演。

「コーラス」が大好きだったので、
(特典付きDVDも持っている!)
とても楽しみにしていました。

舞台は1936年、第二次世界大戦前のパリ郊外。
シャンソニア劇場という音楽ホールを中心とした
親と子、仲間、恋人…市井の人々の人間模様と再生の物語。
(…と言ってしまうと簡単すぎるのだけれど…)

そして、
アコーディオンをフューチャリングした
オリジナル楽曲の数々が素晴らしい!
主人公の息子はアコーディオン弾きで、
赤いかわいいボタンアコーディオンを弾いているのです。

煙突が沢山ついてる家々が並ぶ風景は、
絵はがきみたいに、美しくノスタルジック
(セットだそう!)。
今年6月に行ったパリを思い起こさせ、
なんとも言えず懐かしい気持ちになる…

平日ということもあってか、
観客は私を入れて5人位。
気分は貸し切り。

ふと気が緩んだのか、最近落ち込んでいたからなのか…
映画の中の何気ない、あたたかいシーン一つ一つに
いちいち涙が止まらなくなる。号泣。

フランスらしい、つきはなした視点もありつつも、
全編を通して、人々の心には希望の火が灯り続ける。
人々を結ぶ音楽もまた絶えることなく続いてゆく…

明日からまた頑張れる…!
邦題通り、幸せな気持ちになる映画でした…

帰ろうとすると後ろから声をかける人が…
なんと、私のすぐ後列には、偶然にも、
修理などでよくお世話になっている、
新浦安のアコーディオンのお店、
ベイアコの原田さんがいらしたのだった!

一緒に珈琲を飲みつつ、しばし映画やアコーディオンの話。
そんな時間もまた幸せ…

追記:偶然ながら、
私がアコーディオンを教えている山野楽器が
この映画とタイアップしている関係で、
映画を観た方対象の無料体験レッスンを
持つことになりました。

先日、映画の配給元である日活の広報のお姉さんが
試しに体験レッスンを受けにいらっしゃいました。
最後には「ちょうちょ」と、
シャンソン「桜んぼの実る頃」
を両手で弾けるようになってました。早!

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