池ノ上にあったライブバー、Bobtailのマスター、
羽場達彦さんがお亡くなりになられたそうです。
まだRivendellをはじめて間もない頃、
わざわざライブを聴きに来てくださって、
Bobtailに呼んでくださいました。
羽場さんのブッキングするライブは、
いつも素晴らしいミュージシャンとの出会いの場で、
毎回出演する度、
幾分緊張して、でもすごくわくわくして、
あの小さな夜の世界に飛び込んだものでした…
Bobtailのライブのために新曲を作り、
そうしてアルバムが出来上がりました。
羽場さんが大貫妙子さんのトリビュートアルバム
(「音のブーケ」として発売中)
を作る事になった時も声をかけてくださって、
大好きな大貫さんの曲を蛇腹姉妹アレンジで
収録させていただきました。
ミュージシャン池の上陽水として作った作品も
羽場さんらしい哀しみと茶目っ気があって、
よく聴いたし、ライブにも行きました。
これは当時から思っていたのだけれど、
羽場さんの好きなミュージシャンの音楽には皆、
どこかに哀愁がひそんでいて
Bobtailにうっすらと幕のようにかかる
その哀愁を感じるのが好きでした。
私に今出来るのはそんな事を思い出す事だけです…
ご冥福をお祈り致します。