真剣童話@フライングティーポット

193c19fb.jpg…という朗読イベントで、蛇腹姉妹で演奏してきました。
戦前の童話集「赤い鳥」などに収録された物語を5つ、
朗読する合間に演奏するというもの。

お昼の大正メロドラマ風あり…
アニメ日本昔話風あり…
男女の役者さんたちが
お芝居を進めるように読んでいくのですが、
これが面白くて…

一つの朗読が終わるごとにすぐさま演奏をしないと
いけなかったのですが、
つい物語の世界に入り込みすぎて、
入りそびれそうになること幾度…。

しかもその物語というのが大半
悲しかったり切なかったり、
じんわりくるものだったりするものだから、
その直後に演奏する自分も顔がシリアスに。
蛇腹姉妹の曲は真剣に弾くと暗いので
余計なんだか引きずって悲しい気分に。

でも、そんな気持ちで演奏するのもこれまた楽しかったりして。

映像も何もなくても
ただ口から発される言葉だけで
物語の世界が浮かんでくる。
語る力ってすごいなと思いました。

写真は、その朗読の一つ、
「幽霊機関車」の原文と、イメージイラスト。
店内に展示してありました。
この話がまた切なくて…(涙)
この朗読の後、電車つながりで「リラの切符切り」
を演奏しましたが、いつになく切なかったです。