「オーディオルーム」フィンランド演奏記その2

7月1日
午前中は、Phillipさんのリビングルーム兼オーディオルームで過ごす。外は植物がうっそうとしていて、その先は草っぱら。気持ちいい景色が広がっている。Phillipさんちにテーブルはなく、食事もすべてこの部屋のソファで本を机に、とる。

フィンランドに渡る前、一番心配だったのが食生活。油ものばかりだったらどうしようとか、ジャンク過ぎたらどうしようとか…
しかし、そんな心配は杞憂だった。Phillipさんは、私の数倍上をいくオーガニック自然派志向、むしろ自然派すぎて、ノンシュガー、なるべくノンソルト。味は、無い。
朝は、ヨーグルトにナッツ、乾燥ベリーの粉。今の季節はいちご!そして並々といれた珈琲。

部屋の壁全面にはみっしりとCDが収納されている。レアなCDもたくさん、超が3つくらいつく立派なマニアである。それらCDに触る時には、お湯で手を洗ってから、というハウスルールがある。そして次々と聴かせてくれるのは日本のCD。細野晴臣や大貫妙子、Babi、板倉文…勿論素晴らしいのだけどなぜフィンランドで…しかも詳細な解説付き。そういう人だから私を見つけてくれたとも、言えるか…。私のアルバムも全て棚にあった。Google翻訳したタイトルリストと共に。そのあとはフィンランドのプログレッシブロックアルバム…。

そして、サプライズ!と見せてくれたのが、5人組アコーディオニストグループ、大好きなAccordion Tribeのジャケット原画。Phillipさんはこのグループのディレクターであった。原画大きい、美しい!感激。

午後は散歩。晴れたかと思うとどしゃぶりになる。雨宿りしながら歩く。しっとりと濡れたみどりが美しい。