「サングラス」フィンランド演奏記その1

6月29日
出発。今回アコーディオンは一席購入して、機内持ち込み。誰よりも早く一人乗り込む。なぜならば、一番奥の後部座席まで入らなければいけないから。楽器が大きいので、いちいち座席にひっかかる…。皆さんと一緒に入ったら、えらい迷惑になったなこりゃ…汗

6月30日
朝6:30、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港到着。PhillipさんとTiinaさんが迎えに来てくれる。お二人とも、フィンランドのアコーディオニスト、Kimmo Pohjonen(キンモ・ポヨネン)さんのマネージャー。さすが、アコーディオンの扱いにめちゃくちゃ慣れている。車を持たないPhillipさんの代わりにTiinaさんが車を出してくれた。Tiinaさんはお日さまのように明るい女性。私に炭酸水を渡しながら、サウナのこと、飼っている犬のこと、色々な話をして、緊張をほぐしてくれる。

40分ほどで、Phillipさんの住む集落に到着。Phillipさんは、5棟連なる共同住宅に住んでいる。共同といっても二階建て、広い。Phillipさんの広い寝室を、私用にあけてくれてある。

荷物を片づけてひと段落ついたところでまだ朝の10:00、Phillipさんが散歩に行こう、という。外に出ると、日の光が白くて強く、ちかちかする。目が開けてられない。今回のために作った度付きサングラスを着用。Phillipさんがメールで真っ先に必要、と書いていたサングラス。今回の旅で一番役に立ったのは、サングラス!

フィンランドは、いたるところ森に通じていて、人々の生活に密接に関係している、と様々な本に書いてあったが、その通り。ちょっと入ればすぐ森である。森と言っても、このあたりの森は住居も点在し、起伏もそんなに激しくない。「トレイル」といって、人の歩き回ったあとが道になっている。
Phillipさんお気に入りのトレイルを通って、一番近い街Kirkkonummi(キルッコヌンミ)へ。普通に歩くと徒歩40分くらいのところを、まわり道をしながら街に向かい、さらに周辺を探索し、12:30。街のはずれにある、複合クリニックの中にあるカフェでランチ。玄米や豆や野菜を中心としたオーガニックビュッフェ。
大きなスーパーで食材を買い、歩いて帰って夕方。足、痛い…。

食後、また散歩。今度は湖へ。そう、Phillipさんは相当の散歩好き!
夜の8:00、外はまだ明るい。